こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、はなです!今回は、最新映画の感想をお届けしますよ♪
最近、映画館に行くことが少なくなってしまっていた私ですが、ビクトル・エリセ監督の新作「瞳をとじて」を観る機会がありました!なんと、彼の半世紀にわたるキャリアでたった4本目の長編監督作で、なんと31年ぶりの作品なんですって!待ちに待った新作、とっても楽しみでした♪
この映画は、映画内映画を置きながら、とろりと蜜色の室内に満ちたフィルム撮影ならではの手触りを感じられるんです。だから、「ああ映画だ!」って思わず言葉にするのが間抜けになってしまうけれど、それでも心の中でため息が出るくらい、映画の魅力にハマっちゃうんですよね。
さて、この映画、欧州の精鋭たちの作品と立て続けに公開されるなんて、本当に眼福ですよね!私もカウリスマキ監督やヴェンダース監督の作品が大好きなので、ちょっとはしゃいじゃいたくなっちゃいます(笑)でも、新世代の面々にもぜひエリセの映画を見てもらいたい!彼の映画愛が伝わるんですよ♪
この映画のストーリーは、死を前に生き別れた娘との再会を望む老人の命を受け、探偵役を請け負う男と、彼を探すことになる親友の監督のお話。一見、おなじみの探偵映画のようにも見えますが、そこにはさまざまな要素がからまっていて、見どころたっぷりなんです。
フリオ失踪の謎を追って森に入るミゲルの姿は、まるで定型の探偵映画そのもの。彼が様々な困難に立ち向かいながら、自分自身を探し出していく姿はとても感動的でした。さらに、フリオとの再会や、映画作りの同志とのエピソードも交えながら、失われた時を求める旅が描かれています。
この映画では、幻影と現実が巧みに絡み合い、映画というものの成り立ちが描かれています。また、映画史に触れるような台詞や映像もあり、映画の精霊が呼び覚まされるような感覚になりますよ。瞳を閉じることや、スクリーンの中で自分自身を見つめることが、映画を見る楽しみの神髄なのかもしれません。
私自身もこの映画を見て、改めて映画の魅力に気づかされました。「ああ映画だ!」ってため息をつく日が素早く訪れることを、心から熱望しています!
以上、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、はながお届けしました。ぜひ皆さんも「瞳をとじて」を観て、映画の魅力に浸ってみてくださいね♪