「ポトフ」監督が語る、美食家と料理人の関係――僕たち夫婦に似ているかも

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みなさん、みるです!最近、東京国際映画祭で「ポトフ 美食家と料理人」という映画が話題になっていますよね♪私も先日ガラ・セレクション部門で行われたマスタークラスに参加して、監督のトラン・アン・ユン氏のトークショーを聞いてきました!その内容を今回はお届けしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね^^

この映画は19世紀末のフランスを舞台に、有名な美食家と天才料理人の究極のメニュー作りが描かれています。監督は「食べ物に関する映画をずっと撮りたかった。料理はひとつのアート。しかも具体的に過程をリアルに描くことができる」と語っていました。今回の作品では、料理と共に人生の秋を迎えた夫婦の愛情も描かれているんですって!ただの夫婦の描写ではなく、対立構造のない、穏やかな夫婦を描くことにこだわったそうですよ。その賭けが成功したかどうか、映画を見れば分かるかもしれませんね♪

ちなみに、キャスティングに関してはジュリエット・ビノシュさんと監督の関係があるんだとか!ビノシュさんとは昔、共演したことがあり、お互いに再度の共演を約束していたのだとか。しかし、もう一人の主演俳優であるブノワ・マジメルさんについては、なんとか20年ぶりの共演を実現させることができたそうです。監督は「彼が即快諾してくれた」と笑顔で話していました。現場ではビノシュさんがマジメルさんにキスするシーンもあるんですって!でも、なんとそれは脚本に書いていなかったそうで、カットをかけた瞬間にマジメルさんが走ってきて「指示したのか?」と尋ねたそうです(笑)。監督は「彼女が役になりきってしたいと思ったのかもしれないな」と答えていました。そんなエピソードも含めて、映画の魅力を引き出すためには、キャストの演技力や監督の演出がとても重要なんだなと感じました。

ちなみに、この映画では監督の妻、トラン・ヌー・イェン・ケーさんもアートディレクションと衣装を担当しているんですって!監督は彼女について「信じられないくらいの観察眼があって、的確なものを作り出す才能の持ち主」と絶賛していました。二人の共同作業のおかげで、映画の世界観がさらに高まったそうですよ。監督は「『ポトフ』の二人と、ちょっと似ているところもあるね」と言っていましたが、どんなところが似ているのかは興味津々ですね♪

監督はまた、小津安二郎監督作品にも敬意を示していました。彼は「ノルウェイの森」を監督したこともあり、日本映画との縁も深いんですって!小津安二郎監督の作品については「秋日和」を特に好きな作品として挙げていました。「とても訴えてくるものがあり、僕の成熟と関係があるかもしれない。表情の美しさや人間存在の不明瞭さなど、僕の映画にも大きな影響がにじみ出ていると思うんです」と話していました。このように、さまざまな映画作品から影響を受け、自分なりの映画の世界を築いているんですね。

いかがでしたか?監督のトークショーを聞いて、映画への興味がさらに高まりました!「ポトフ 美食家と料理人」は、東京国際映画祭で11月1日まで上映されているので、みなさんもぜひ劇場で観てみてくださいね!きっと美しい映像と素敵なストーリーに心を奪われること間違いなしです♪それでは、また次回の記事でお会いしましょう! みるでした^^

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