10月13日に公開される映画「春画先生」に、女優の白川和子が出演することが話題となっています。この映画は、日本映画史上初めて無修正の浮世絵春画をスクリーンに映し出す作品で、師弟コンビを描きながら春画の魅力をコミカルに描いています。白川和子が本作について語ったインタビューから学ぶ、春画の奥深い魅力について考えてみましょう。
まず、春画について白川和子は「こういう絵があるんだ、すごいなと感心しました。線などがすごく細かく描かれている。これって版画なの?って、今の技術では、こんなふうに描けないのではないかしら」と語っています。春画には性行為をはじめ、様々なシーンが描かれており、その豊かな発想力に対して、白川は「(江戸時代は)とても、おおらかな時代だったと思う」と述べています。
現代に春画を扱った作品が公開される意義について白川は、「のんびりと、ゆとりを持つとか、もっとフワッとした感じでいいと思うのよね。今、かつかつし過ぎているでしょ。だから、この映画が今の時代に上映されることは、意味があると思います。しかもコメディタッチで描かれるのは、すごいですよね。深刻にならず、笑いで吹っ飛ばすのよ」と述べています。
また、白川和子は共演者についてもコメントしています。「一郎役の内野聖陽さんには初めて打ち合わせで会った時に、内野さんが『レジェンドー!』と叫んで下さり、恥ずかしかったわ」と笑いながら語り、「弓子役の北香那さんには『とにかく頑張ればいいよ』と現場で声をかけさせていただきました。自分のここまで頑張ってきた体験を、これからの時代を担ってくれる後輩への1つのプレゼントという形で伝えることができた」と語っています。
春画先生の公開を楽しみにしているりむですが、これまで春画についてあまり詳しく知りませんでした。白川和子さんのインタビューを聞いて、春画のアートとしての奥深さに興味を持ちました。春画が描かれた当時のおおらかな時代や、映画が現代に上映される意義について考えると、春画はただのエロ絵ではなく、人の性を描く一つの表現方法だと感じました。
白川和子さんのお話からも分かるように、春画先生はコメディタッチで描かれるため、深刻に捉えずに笑いながら鑑賞することができそうです。春画の発想の豊かさや、笑いを通じて人々の心に響く力を、この映画が伝えてくれるのではないでしょうか。
映画「春画先生」は10月13日から公開されます。春画のアートに触れる機会になるかもしれませんので、ぜひ映画館に足を運んでみてください。私も楽しみにしています!