ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ことりです♪
最近、とても心打たれる映画を見つけました。「父は憶えている」という作品です。中央アジアのキルギスを舞台にしたこの映画は、主人公のザールクが事故に遭い、故郷の村に記憶を失ったまま戻ってくるというストーリーですが、それだけではありません。実はこの映画は、キルギスの社会の変化や人々の覚醒を描いた作品なんです!
この映画では、ザールクの周りの人々が彼の変化を通じて自分たち自身に気づき、成長していく様子が描かれています。例えば、ザールクの息子であるクバト。最初はザールクの状態を恥ずかしく思っていましたが、ある出来事をきっかけに、ゴミが散乱している村そのものが問題だと気づくのです。自分たちが日常の風景として受け入れてきたものに疑問を持ち、変えようとする姿勢が素晴らしいですよね!
また、ザールクの妻であるウムスナイも人々の変化に触れ、自分自身の葛藤を抱えます。ザールクが消息不明になった後、経済的な理由から再婚した彼女。しかし、再びザールクが現れたことで、かつての幸せな結婚生活を思い出します。このエピソードでは、女性の立場の弱さやイスラム社会の現状が描かれていますが、同時に女性が自立し、離婚できる方法を見つけることができることも示されています。キルギスには、自由と健全さがまだ生き残っているのですね。
監督は「キルギスは民主的に発展している唯一の国であり、平穏な未来が待ち受けている」と語っています。この映画でも、ザールクを通じて家族や村人たちの変化を描くことで、明るい未来を願っているのです。過去の過ちから学び、良いものを受け継いでいく。私たちにも忘れてはならない大切なメッセージが込められています。
この映画は、中央アジアのキルギスの一片の物語を通じて、私たちに考えさせてくれます。社会の変化や自分自身の成長について、深く考えるきっかけになることでしょう。ぜひ、皆さんもこの感動的な映画を観てみてくださいね♪
それでは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ことりでした〜(。♥ᴗ♥。)