「遥かなる国境」: 運命と愛が交差する壮大な群像劇

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ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、れいです!今回は、最新作「遥かなる国境」の公開についてご紹介します!ベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した本作は、ベラルーシ政府が難民を「人間兵器」として利用する策略に翻弄される難民家族の過酷な運命を描いた壮大な群像劇です。

物語は、ポーランドへ安全な生活を求めてやってきたシリア人難民家族が、国境警備隊からの非人道的な扱いや、ベラルーシへの送還と再びのポーランドへの強制移送という過酷な状況に直面するところから始まります。監督のアグニエシュカ・ホランドは、実際に難民問題を取材してきた経験を生かし、映画を通じて政府の隠蔽しようとする真実を暴き出すという思いで本作の制作に取り組んだそうです。

撮影は極秘裏に行われ、リアリティを重視して難民だった過去の経験を持つ俳優たちを起用。その結果、ドキュメンタリーさながらの圧倒的なリアリズムを実現し、世界中で高い評価を受けています。また、ベネチア映画祭でお披露目された本作は、その複雑でスリリングな展開とモノクロームの映像美が絶賛され、審査員特別賞を受賞するなど、数々の賞を獲得しています。

一方、ポーランド政府からの攻撃や非難も絶えず、上映前には事実と異なるという政府作成のPR動画が流されるなど、異例の事態となりました。しかし、多くの独立系映画館が政府の圧力に屈せず上映を決行し、ホランド監督を支持する声が広がっています。

「遥かなる国境」は5月3日から全国公開される予定です。是非、この感動的な作品を劇場でご覧になって、難民家族の運命や愛というテーマに触れてみてくださいね!

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