ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、りょうこです!今回は、Netflixで配信されている映画「マエストロ その音楽と愛と」についてレビューしたいと思います。
先日、Netflixで公開されたばかりの「マエストロ その音楽と愛と」は、アメリカ音楽界の巨匠レナード・バーンスタインの人生を描いた感動的な人間ドラマです。この映画は、バーンスタインとその妻フェリシアの関係が中心になっており、その素顔や愛憎劇がとても鮮やかに描かれています。
物語は、バーンスタインが成功を収めた後、フェリシアと運命的な出会いを果たし、結ばれるところから始まります。彼らは新しい家族を築き、バーンスタインは作曲家やタレント、教育者など、多様な才能を開花させながら幸せな日々を送っていきます。
しかし、フェリシアがバーンスタインの驚くべき素顔を知ることになるという展開になります。このシーンでは、観客に大きな驚きと感動を与えるでしょう。
映画の企画は実に15年にもわたるもので、最初はマーティン・スコセッシが監督として携わっていましたが、後にスティーブン・スピルバーグに引き継がれました。そして、主演にはブラッドリー・クーパーが起用され、彼は実際のバーンスタインの遺品コレクションを徹底的に研究し、脚本も夫婦の愛憎劇を中心に進化させました。
また、主演女優のキャリー・マリガンも役作りに専念し、チリでフェリシアの義弟に会い、彼女の役を見事に演じきっています。マリガンの演技は本当に素晴らしく、彼女の存在が映画に深い感情を与えています。
特筆すべきは、中盤のクライマックスで振るわれるマーラーの交響曲第2番「復活」の再現シーンです。このシーンはほぼワンカットで撮影され、35mmフィルムによって時代性を追求された美しい映像に仕上げられています。バーンスタインの指導を受けたクーパーの準備期間は4年にも及び、その成果が存分に発揮されています。
ただし、一部の観客からは、フェリシア側の政治的な功罪が描かれていないという声もあります。バーンスタイン夫妻の関係性だけに焦点を当てたため、彼らが直面した政治的な問題やバーンスタインの人種差別などが描かれないのは残念だと感じました。
それでも、この映画は家族の信頼や音楽界の伝説を描いた素晴らしい作品だと言えます。そして、今後もクーパーや他の俳優監督たちから目が離せないですね。
「マエストロ その音楽と愛と」は、音楽や愛、家族の絆について深く考えさせられる映画です。私自身もこの映画を観て、バーンスタイン夫妻の人間ドラマに感動しました。ぜひ皆さんも観てみてくださいね!
それでは、次回のブログ記事もお楽しみに♪
xoxo ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、りょうこ