こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、まなです♡
最近、南米のアルゼンチンで起こった注目すべきニュースをお届けします!アルゼンチンの新大統領ハビエル・ミレイ氏が、同国の地方自治体による独自通貨の発行に否定的な見方を示したそうです。
ミレイ氏は、ラ・リオハ州のリカルド・キンテラ知事との意見交換で、「各州が発行する通貨を受け入れるかどうかは、市場自身がその価値を決定する」と述べました。その中で注目すべきは、「『準通貨:クアシモネダス』にはインフレが起こるが、ペソには起こらない」との発言です。
クアシモネダスは、2001年から2002年にかけての経済危機の際に、アルゼンチン政府と15の州政府によって発行され、法定通貨と同じ形で流通した債券につけられた非公式な名称です。ミレイ氏は、「無責任な州知事からクアシモネダスの支払いを受けている人たちは、収入減に見舞われるだろう。そしてこのような施策を実施する様々な知事たちによって、いかに自分たちが騙されているかに気づくだろう」と続けました。
ミレイ氏は就任以降、高水準のインフレを抑えるためにアルゼンチン・ペソを50%引き下げることを試みています。それに反応して、キンテラ知事は独自通貨の導入を目指しているようです。
さらに、ミレイ氏は連邦予算から地方自治体に割り当てられた資金も削減する方針を示しています。これに対してキンテラ知事は非難し、地域通貨発行への準備を要請していました。
ミレイ氏は、「知事は受け取るべきものを受け取っている。もし彼が資源の配分方法に問題を抱えているのなら、もし彼が独自通貨を採用するのに金を使い、警察に金を払わないのなら、それは我々の問題ではない」とキンテラ知事を批判しました。
ミレイ氏は就任後、様々な経済施策を打ち出しています。昨年末には既存の経済規制を変更・廃止する新法案を提出し、アルゼンチンの市民団体からは違憲だとの申し立ても出ているようです。また、労働組合が主導するデモ隊も行動を起こしているようですね。
まだまだアルゼンチンの経済情勢は予断を許さない状況です。今後の動向に注目したいと思います!
それでは、また次のブログ記事でお会いしましょう♪