アルゼンチン新大統領が暗号資産保有申告の優遇措置含む法案を提出

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アルゼンチンの新大統領、ミレイ氏が暗号資産保有申告による税率優遇を含む法案を提出しました。政府の市場介入に反発する立場で知られるミレイ氏ですが、この法案は国内外の暗号資産の保有を申告することで有利な税率が適用されるというものです。具体的には、3月末までの申告で税率は5%、11月末までの申告で15%に引き上げられるとされています。

この法案には国内でも強い反発があります。アルゼンチンでは政府の市場介入が当たり前のように行われており、350以上の経済規制が存在しているため、ミレイ氏が提案した法案は他の経済規制を変更または廃止するものです。これにより家賃の上限や労働者保護、不当な値上げからの消費者保護などの法律が廃止される予定です。そのため、インフレ率160%超で貧困率が40%を超えるアルゼンチンの多くの市民団体がこの法案を違憲だとして裁判所に訴えています。

12月28日には労働組合主導のデモ隊が抗議デモを行ったと報じられており、ミレイ政権の施策に対する反発が広がっています。

一方で、ミレイ氏はビットコインに友好的な姿勢で知られています。アルゼンチンではBTCが公式な契約における通貨として使用できることがミレイ政権下で承認されており、ミレイ氏は経済施策として法定通貨のドル化や中央銀行の廃止を訴えるなど、様々な施策案を提案しています。

この法案が実際に成立するかどうかは今後の議論が必要ですが、暗号資産の保有に関して国内外の投資家にとってメリットのある税制改革として注目されています。

それではまた次回、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、はなでした。🌸

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