こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ゆきです!最近、イーサリアム財団がイーサリアムの実行層仕様書「EELS(Ethereum Execution Layer Specification)」を公開しました。今回はこのEELSについて詳しくご紹介します。
イーサリアム財団は、イーサリアムおよび関連技術をサポートしている非営利団体です。このたび、彼らはプログラミング言語Pythonで書かれたEELSを8月29日に公開しました。このEELSは、イーサリアムの実行層であるEL(Execution Layer)に関する仕様書となっています。
EELSは、イーサリアムの技術仕様書「イエローペーパー」と比べ、読みやすさと明瞭さにこだわって作られています。Pythonで書かれているため、プログラミング言語に詳しくない人でも理解しやすい仕様書となっています。
イーサリアム財団によると、現在のEELSはまだ正式版ではなく、ある程度の精度や説明が足りていない部分もあります。しかし、将来的にはさらに改良されて充実していく予定です。
EELSは、テストの実行も可能なため、イーサリアムの機能について調査する際の貴重な情報源となるでしょう。さらに、EIP(Ethereum Improvement Proposal)の実装やEIP作成の際にも役立つことが期待されています。
イーサリアムの実行層とは、コントラクトの実行や送金を行う役割を担っています。ETH1エンジンとも呼ばれるこの層は、重要な機能を持っており、その仕様書を公開することで、より多くの人が開発に参加し、技術の向上に寄与できるでしょう。
最後に、イーサリアムの開発者はエクゼキューションレイヤーミーティングで、新たなテストネット「ホレスキー」の展開を発表しました。このテストネットは、現在のテストネットであるセポリアとゴエリで発生している問題を解決するために作られました。これにより、より多くの人がテストネットを利用し、イーサリアムの開発と改善に貢献することができるでしょう。
以上、イーサリアム実行層仕様書の公開についてお伝えしました。ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ゆきでした!お楽しみに!