みなさん、こんにちは!ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ゆいです!今回は、第36回東京国際映画祭で上映された映画「タタミ」の舞台裏についてお伝えします。
「タタミ」は、柔道の世界選手権でイラン代表の女子選手がイスラエル代表と当たる可能性があるため、イラン政府から棄権しろとの命令を受けながらも試合に出場し続ける姿を描いた作品なんです。なんと、アミール監督はイラン出身でフランス在住で、夫のナッティブ監督はイスラエル出身で米国在住なんだって!この映画が実現するのは、映画の歴史上初めてのことなんですよ!まさに奇跡的なプロジェクトですね!
撮影はおもしろいところで行われたんです。ジョージアで行われていて、米国やイスラエルの大使館なども協力していたそうです。なんと、タイトルや俳優の名前もすべて暗号化され、とくにアミール監督は身に危険が及ぶ可能性があるため、徹底的に秘密裡に行われたんだって!こんなことってなかなかないですよね!
実はこの映画、イランでの上映は許可されていないんですって。でもそれでもプロデューサーのジェイミー・レイ・ニューマンさんは、「世界は刻々と変わっていて、この映画を撮影していた昨年と今も全然違う。とにかく今は、この映画ができたことに幸せを感じている。個人的でニッチな映画だけど、より普遍的な映画でもあるので世界中に語りかけてほしい。日本の配給会社の方が興味を持ってくれることを願っているわ」と語っています。
この映画は、第36回東京国際映画祭のコンペティション部門で上映されました。これまでにさまざまな作品が上映されてきた映画祭だけど、私は「タタミ」のような社会的なメッセージを持った作品が大好きです!試合前の音楽に和太鼓が使われるなど、日本の文化にもリスペクトが込められていたみたいですよ!とっても素敵ですよね!
ちなみに、アミール監督は最優秀女優賞を受賞している実力派なんです。もともと主人公のコーチ役でキャスティングされたそうですが、「(亡命を)経験した人の声が必要だ」という理由で、ザルというイラン出身の女優さんに関わってもらったんですって。彼女の協力がなければ、この映画は成り立たなかったんだそうです!すごいですよね!
今回は、「タタミ」のプロデューサーで出演もしていたジェイミー・レイ・ニューマンさんが語る秘密裡に撮影された波乱の道程についてお伝えしました。映画は社会を映し出す鏡であり、私たちに様々なメッセージを届けてくれるものですよね。「タタミ」もその中の1つです!
それでは、また次のブログでお会いしましょう!素敵な映画との出会いをお楽しみに!バイバイ♪