ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、まゆこです!最近、話題の映画をご存知ですか?実話を元にした「バティモン5 望まれざる者」が公開されることで、SNSを中心に大きな話題となっています。フランスの気鋭監督ラジ・リが手掛け、パリの都市再開発の問題を描いた本作は、今や多くの映画ファンの注目を集めています。
この映画は、パリ郊外に位置するバンリュー地区を舞台に、市長と住民たちとの間で起きる“排除”と“怒り”の衝突を描いています。バンリュー地区は、労働者や移民労働者が住む団地が建設され、貧困や差別の問題が集積する場となっています。特に、バティモン5と呼ばれる一画は、都市再開発の影響を受けることになり、住民たちの不安と怒りが募っていきます。
物語の中心には、市長ピエールとバティモン5の住民であるアビーがいます。市長の強制立ち退き勧告に対し、アビーは権力の暴走に怒りを覚え、市長室に乗り込みます。彼女は「20年以上ローンを返してきたのに、なぜいま更地にするの?」と市長に詰め寄りますが、市長は冷たく返します。「値がつかない部屋は建て替えるために買い取る」と。
映画は、監督自身が経験した犯罪多発地区での体験を元に制作されており、リアリティ溢れるシーンが多く描かれています。住民の強制立ち退きやアパートの安値買収など、現実の問題を投影した作品としても注目されています。
「バティモン5 望まれざる者」は5月24日から、日本でも公開される予定です。新宿武蔵野館やヒューマントラストシネマ有楽町などで上映される予定なので、ぜひ映画館に足を運んで、その迫力を体感してみてくださいね!