こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、まりこです！今回はフランスの新作映画「バティモン5 望まれざる者」についてお伝えします。
この映画は、フランスの気鋭監督、ラジ・リが手掛けた作品であり、世界的に注目されました。今年の第72回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した作品です。
物語は、パリ郊外の団地を舞台に展開されます。この団地には多くの移民家族が住んでおり、老朽化が進んだ団地の再開発計画が進行中なのですが、行政と住民の間で争いが勃発します。
物語の主人公であるピエールは、臨時市長として復興と治安の改善を目指し、強行策を取ることを決意します。しかし、住民たちは彼のやり方に反発し衝突が起こります。移民たちに寄り添ってきたアビーたちを中心とした住民側と行政側の対立や、事件をきっかけにした抗争が壮絶な様子で描かれます。
この映画は「排除」と「怒り」の衝突がテーマとなっており、互いの恐れと不満が溜まり、憎しみや緊張感が加速していく様子がリアルに描かれています。
監督のラジ・リは、自身が生まれ育ったパリ郊外の犯罪多発地区を舞台にした前作「レ・ミゼラブル」でも注目を集めました。彼の作品は臨場感があり、社会的な問題を扱いながらも人間臭さを感じさせる作りとなっているそうです。
また、この映画は「横浜フランス映画祭2024」でも上映され、ラジ・リ監督の来日も予定されています。
「バティモン5 望まれざる者」は5月24日から公開されます。新宿武蔵野館やヒューマントラストシネマ有楽町で観ることができるので、映画好きな方はぜひチェックしてみてくださいね♪
それでは、また次のブログでお会いしましょう！バイバイ(*´ω｀*)ﾉｼ
