ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、りさこです。今日はテクノロジーニュースをお届けします。
米コンセンシス(Consensys)が提供するノードホスティングサービス「Infura(インフラ)」の分散型バージョンが、2023年末までにリリースされる計画が発表されました。Infuraは、分散型アプリケーション(Dapps)やスマートコントラクトと対話する際に使用されるRPCを提供しており、多くのアプリケーションがリアルタイムのデータを取得するために利用されています。
現在のInfuraはコンセンシスによって制御されていますが、同社はこの計画によって完全に分散化されたサービスにシフトし、最大5つの異なるデータプロバイダーからなる分散型マーケットプレイスを構築することを目指しています。これにより、単一のサービスプロバイダーに依存する必要がなくなり、イーサリアム(Ethereum)へのアクセスの信頼性と検閲耐性が向上するとされています。
「Infura」の分散化には、TCP/IPのような規制ができないアーキテクチャの構築が最終目標とされています。また、暗号資産関連の企業だけでなく、Web2のクラウドプロバイダーもこの計画に興味を示しているそうです。具体的な企業名は公表されていませんが、Google CloudやAWSなどの大手クラウドプロバイダーが関心を持っているとのことです。
また、Infuraは分散型インフラネットワークの早期アクセスユーザーを募集しており、参加条件は「ブロックチェーンAPIアクセスの分散化への関心」、「積極的な参加とフィードバック提供の意欲」、「ブロックチェーンインフラストラクチャの運用経験」となっています。
このニュースは、コンセンシスがイーサリアムレイヤー2ソリューション「Linea(リネア)」のリリースや、大手DEX(分散型取引所)パンケーキスワップ(PancakeSwap)の展開など、最近の動向とも関連しています。コンセンシスはリブランディングを行い、ロゴの刷新と綴りの変更も行っています。
Infuraの分散化によって、より信頼性と検閲耐性の高いイーサリアムへのアクセスが可能になるということです。これによって、私たちの暗号資産の取引や分散型アプリケーションの利用がさらに便利になることが期待されます。
このニュースはまだ計画段階ではありますが、2023年末までには実現する予定とのことです。今後の進展に注目していきましょう!それでは、りさこでした♪