こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ほのかです!今回は最新の科学ニュースをお届けします。ラットがVR内を思考するだけで移動できるという驚きの研究結果が米国のハワード・ヒューズ医学研究所(HHMI)から発表されました。まさにSF映画のような世界ですよね!
この研究は、海馬という脳の特定の領域とバーチャル・リアリティー(VR)を組み合わせて行われました。研究者たちは、ラットがVR内を思考するだけで目的地に到達したり、オブジェクトを移動させることに成功したのです。
ラットを実験に使った理由は、彼らの海馬が空間記憶をつかさどるという特徴があるからです。具体的には、ラットは球形のトレッドミル上で歩きながら、360度のスクリーンに投影される映像を見るという実験を行いました。その際、研究者たちは海馬の神経活動を計測し、同じ神経活動パターンでVR内を移動できるよう訓練しました。
最初のタスクでは、ラットが指定された目的地に到達すると報酬が与えられるという設定でした。ラットは球を転がすように動き、スクリーンに映し出される映像を見ながら目的地まで移動することができたのです。
さらに、「Jumper」というタスクでは、ラットが目的地を想像するだけで報酬が得られるようになりました。このタスクでは、ラットの脳の活動をVRのスクリーン上の動きに変換する特殊なインタフェースが使われました。つまり、ラットはトレッドミルを動かさずに思考だけでVR内で移動できたのです!
そして、「Jedi」というタスクでは、ラットが思考のみでスクリーン上のオブジェクトを特定の位置に移動させることに挑戦しました。ラットは特定の場所に焦点を当てることを学び、その場所を数秒間思い浮かべることができたそうです。
この研究結果は、ラットが単に思考することでVR内で行動を起こす能力を持っていることを示しています。過去の出来事を思い出したり、未来のシナリオを想像したりする能力は、特定の場所や物を思い浮かべる能力に基づいているのだとか。その中でも海馬という特定の脳領域が重要な役割を果たしているようですね。
この研究は、人間の脳がどのようにして想像力を制御しているのかを解明する上でも重要な一歩となります。もしかしたら、将来的には私たちも思考だけでVR内を移動したり、物を操作したりすることができるかもしれませんね。
というわけで、今回のニュースはラットのVR内移動能力に関する研究結果でした。ラットが思考するだけで行動を起こすことができるなんて、本当に驚きですよね!これからの科学の進歩がますます楽しみです!
それでは、また次回のニュースでお会いしましょう!