こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、あすかです!今回は、リコーとリコージャパンが新しい太陽電池の実証実験を開始したニュースについてお届けします。
リコーとリコージャパンは東京大田区の馬込第三小学校と神奈川県の厚木市役所本庁舎で、屋外における「ペロブスカイト太陽電池」の実証実験を開始することを発表しました。この太陽電池は有機材料で作られているため軽量であり、照度の低いエリアや垂直設置でも発電が可能となっています。
リコーによれば、ペロブスカイト太陽電池は既存のシリコン系太陽電池に代わる新しい発電技術として注目されていますが、まだ屋外での耐久性に課題があるそうです。
リコーは有機感光体の技術を応用して固体型色素増感太陽電池を販売しており、今回の実証実験では小型の街灯にペロブスカイト太陽電池とセンサーを搭載し、発電した電気を使って夜間の街灯として点灯させる計画です。また、温度・湿度・照度など様々な環境条件下での発電量や耐久性などの特性データを収集する予定です。
さらに、馬込第三小学校では子どもたちの次世代太陽電池・エネルギーへの関心を高めるために、実証期間中に課外授業を含む取り組みを進める予定です。厚木市役所では市民に向けて先進的な取り組みを紹介し、道路や公園での活用に向けたデータの計測と実証を行う予定です。
この実証実験にはリコーとリコージャパンのほかにも因幡電機製作所、竹中製作所、立花電子ソリューションズ、大阪エヌデーエスの4社が連携しています。
リコーは実証のマネジメントやペロブスカイトの開発・製作を担当し、リコージャパンは顧客総合窓口や企画調整を担当します。因幡電機製作所は街灯照明や筐体部分の開発や実証機の組立て・製造を担当し、竹中製作所は街灯用の制御回路基板を開発します。立花電子ソリューションズはセンサー基板に関わるハードウェア・ソフトウェア販売の窓口を担当し、大阪エヌデーエスはセンサー基板ファームウェア開発やセンシングデータのクラウドアプリケーション開発、クラウドインフラ構築などを担当する予定です。
リコーとリコージャパンが開始したペロブスカイト太陽電池の実証実験は、新たな発電技術の可能性を探るものであり、今後の太陽光発電の進化につながることが期待されます。この取り組みを通じて、より持続可能なエネルギーの未来を実現する一助となることを願っています。
それでは今日はこの辺で、次回の更新もお楽しみに!(‘ω’)ノシ