ワールドコイン(WLD)へのデータプライバシーの懸念、香港当局が捜査中

ビジネス
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、りんです。今回は、暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「ワールドコイン(Worldcoin)」に関するニュースについてお伝えします。

香港の個人情報保護委員会(PCPD)が、ワールドコインの香港事務所に対して調査を行ったことが明らかになりました。PCPDは、ワールドコインが個人データの収集と処理において法的要件に違反している可能性があると考え、調査を開始したとのことです。

PCPDのエイダ・チョン・ライリン氏は、一般市民に対してワールドコインへの参加を避けるよう忠告しています。というのも、ワールドコインはバイオメトリクス・データである虹彩情報を収集しており、これは改ざんすることができない個人データとされています。香港のデータ利用者として、ワールドコインは個人データの収集や利用に関して法律を遵守しなければならないのです。

同氏はさらに、ワールドコインがバイオメトリクス・データの収集の正当性や目的、保持期間などを考慮すべきだと指摘しています。

ワールドコインは、AIチャットボットサービス「ChatGPT」などで知られるOpenAIの創業者サム・アルトマン氏と物理学者のアレックス・ブラニア氏によって開発されたプロジェクトです。ワールドコインはボール状のデバイスで網膜をスキャンし、個人を識別するための「World ID」を発行します。現在、スキャンは無料で行われ、スキャンしたユーザーには無料の暗号資産「Worldcoin(WLD)」が提供されるということです。

ただし、ワールドコインの情報収集には問題が指摘されています。英国のデータ規制機関のICOやフランスのデータ保護機関CNILなど、他の国の規制当局もワールドコインに対して調査を行っているそうです。

ワールドコインの取り組みには一部で期待と注目が寄せられていますが、個人データの保護と適切な利用に関しては懸念が浮上しています。今後の調査結果や規制当局の判断に注目が集まることでしょう。

ワールドコイン(WLD)へのデータプライバシーの懸念が浮上しているというニュースをお伝えしました。最新の情報には注意しながら、私たちが安心して暮らせるデジタル社会の実現を願っています。それでは、りんでした!

タイトルとURLをコピーしました