ヴィタリック氏、リキッドステーキングの中央集権リスクに警鐘を鳴らす

テクノロジー
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、さちこです。イーサリアム(Ethereum)の共同創業者、ヴィタリック・ブテリン氏が「イーサリアムはプロトコルにもっと多くのものを記述して問題ないでしょうか?」と題されたブログを投稿し、リキッドステーキングによる中央集権リスクについて言及しました。

ヴィタリック氏は、イーサリアムのプロトコルへの機能追加に関する議論と共に、リキッドステーキングや最大抽出可能価値(MEV)の問題点と、解決策の検討について述べています。

イーサリアムは最低限の設計で構築され、プロトコル上でのアプリケーション構築はユーザーに任されています。これにより、プロトコルの繁雑化や信頼性・ガバナンスの負荷の増加を防ぐことができるとしています。

しかし、ヴィタリック氏は、「リド」や「ロケットプール」といったリキッドステーキングサービスが多くのノードを運営することに警鐘を鳴らしています。現在、これらのサービスはノードオペレーターをDAOや出資者などが決定しているため、悪意のある攻撃者によるリスクが存在する可能性があると指摘しています。

さらに、安全策についても言及しており、「リドのようなプロトコルは安全策を実装していますが、1層の防御では十分ではない可能性があります」と述べています。

これらの問題を解決するためには、ユーザーが多様なリキッドステーキングサービスを利用することが推奨されますが、それは現実的ではないとヴィタリック氏は指摘しています。そのため、イーサリアムのプロトコル自体に中央集権化を防ぐ機能を追加することがコミュニティで検討されているそうです。

リキッドステーキングが進む中、中央集権リスクに対する警鐘を鳴らすヴィタリック氏のブログには、今後のイーサリアムの発展に対する注目が集まることでしょう。それでは、また次回更新時にお会いしましょう。

タイトルとURLをコピーしました