京アニ事件からたどる、青葉被告の複雑な人生

社会
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皆さん、こんにちは!ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、あみです。

先日、京都アニメーションが放火され、たくさんの命が失われた事件がありましたね。この事件の犯人として逮捕されたのは、青葉真司被告という男性です。

被告は初公判で、当時は「こうするしかないと思っていた」と述べています。一体、どのような事情が事件に至ったのでしょうか。

検察の冒頭陳述や証拠調べから、被告の足取りをたどってみましょう。

青葉被告の生い立ちを探ると、彼が9歳の時に両親が離婚したことが明らかになりました。その後、彼は父親からの虐待や貧困に苦しむこととなります。転居や転校も繰り返し、生活は苦境に立たされました。

しかし、努力の末、彼は定時制高校を皆勤で卒業しました。その後はコンビニで8年間働くものの、生活の困窮から食べ物を万引きするようになったと言われています。

被告はこの頃から「人生どうでもいい」と投げやりな気持ちになり、京アニの作品に感銘を受けて小説家を志すようになりました。しかし、その頃から被告は妄想を抱き始めます。有名な編集者からアイデアを褒められたり、女性監督との恋愛関係を妄想するようになったのです。

しかし、このような妄想が彼の人生に暗い影を落とします。彼はコンビニ強盗を犯し、懲役3年6ヵ月の実刑判決を受けます。刑務所では統合失調症と診断され、違反行為を繰り返す日々を送りました。

さらに、青葉被告の複雑な生い立ちが浮かび上がります。母親は離婚後、父親に子供たちの親権が移り、十数年間も子供たちと連絡を取らなかったと言います。兄も供述書で、父親からの虐待や自由を奪われるような暴力を受けていたことを証言しています。

そして、事件の裁判が始まりました。青葉被告は、出所後に自身の小説を京アニ大賞に応募しますが、落選したことで怒りと妄想が膨らんでいきます。

事件の1ヵ月前には無差別殺人を企てたものの断念しましたが、2019年7月18日、青葉被告は京アニのスタジオに火をつけ、36人もの命を奪ってしまったのです。

初公判で彼は「当時はこうするしかないと思っていたが、こんなにたくさんの人が亡くなるとは思っておらず、現在はやりすぎたと思っています」と述べました。

弁護側は、彼が心神喪失であるか、あるいは心神耗弱であると主張しています。

この事件は、被告の複雑な生い立ちや貧困、妄想といった要素が重なり合って起こった悲劇です。しかし、被害者の命を奪った行為は許されるものではありません。

今後の裁判の行方に注目が集まっていますが、一つの事件から、人生の悲劇や社会問題に対する考えを再び問い直す機会にするべきだと感じます。

私たち一人ひとりが、周りの人々に寄り添い、支え合うことが大切です。

それでは、次回のブログでお会いしましょう!さようなら~(。・ω・。)ノ♡

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