京アニ社長が京都アニメーション放火殺人事件での犠牲者に思いを語る

社会
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私たちの心に深い衝撃を与えた京都アニメーションの放火殺人事件の裁判が進行中です。今回、京アニの社長が証人として出廷し、事件で亡くなった社員たちへの思いを語りました。

京都地裁に到着した八田英明社長は、深く頭を下げて裁判室に入りました。傍聴席に向かって一礼し、証人席に座った八田社長は、検察官からの尋問に答えることとなりました。

まず、京都で京アニを始めた理由について尋ねられた八田社長は、「京都はものづくりの街で、ものをつくりたい人が一生懸命頑張るには一番適していると思いました。」と語りました。

その後、事件で亡くなったクリエイターの名前を挙げながら、「みんな優秀でした。武本君、池田晶子さんのことが特に印象に残っています。一つ一つの作品に愛情を持って取り組んでいました。」と語りました。また、事件で犠牲になった木上益治さんについては、「天才的なクリエイターで私たちは木上さんの背中を見て育ってきました。」と語りました。

そして、青葉被告に対する思いを聞かれた八田社長は、「当社は他人のアイデアを盗むことができる会社ではありません。被告の思い込みでこんな事件が起きたのは、本当に断腸の思いです。」と語りました。

八田社長が青葉被告に向けた言葉に、被告は表情を変えずに聞いていました。

更に八田社長は、「4年経とうとも何も変わらないですね。本当に大事な仲間をなくした。会社の宝をなくしましたね。(パクられたという主張については?)全くの思い込みだと思います。もの作り、特にアニメーションというのはシナリオから作っていきますから、そのアイディアを盗むようなこと、まず考えられないんですね。」と述べました。

この裁判では、被告の主張と被害者の思い、そして会社の価値が問われています。事件から4年が経過しましたが、社長の悲しみはいまだに消えることはありません。

私たちは、被害者とその家族に心からの哀悼の意を表すとともに、事件の真相究明と公正な裁判が行われることを願っています。

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