こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、りなこです!最近、政府の政策決定について話題がありますね。今回は、岸田内閣の政策決定プロセスについて考えてみたいと思います。
政策決定のプロセスは、なかなか難しい問題です。例えば、政治科学の中でも官僚主導という言葉が使われてきました。しかし、最近の内閣改造によって、岸田内閣の政策決定プロセスにはどのような特徴や問題があるのでしょうか?
その答えを見つけるため、私は竹中平蔵氏の意見を参考にしました。竹中氏は重要政策に関わる会議に民間の立場で参加する「民間議員」には、資質と覚悟が求められると指摘しています。
実は、政府の政策決定に関わるためには、さまざまな重要政策会議が存在しています。これらの会議では、首相や閣僚と共に民間の有識者が政策を議論します。経済財政諮問会議や総合科学・イノベーション会議などがその例です。
しかし、気づけば、岸田内閣ではさまざまな重要政策会議や有識者会議が増えています。新しい資本主義実現会議やデジタル田園都市実現会議、国力としての防衛を考える有識者会議、子供未来戦略会議などがその一例です。これらの会議の数は33個もあります。
実は、内閣官房がここまで肥大化していることには驚きです。内閣官房は首相の意思決定を支える組織であり、官僚主導を是正し首相主導を実現するはずの場所です。しかし、各官庁から多くの官僚が派遣され、内閣官房は各官庁の意向に乗っ取られてしまっているのかもしれません。
結果として、内閣官房の肥大化によって「官邸主導」が希薄化してしまっているのです。この状況では、戦略的なアジェンダも不明確になり、同じような議論が複数の会議で行われてしまいます。
実は、かつては小泉内閣の経済財政諮問会議にも同様の問題がありました。議論が分散してしまうことを避けるために、小泉首相は多くの会議を設けることに反対しました。
しかし、現在の状況は当時の行革最終報告とは異なって見えます。報告では、首相主導の政策を実現するために組織を整える必要があるとされていますが、現実はどうなってしまったのでしょうか?
内閣官房の肥大化や会議の増加は、岸田内閣の政策決定プロセスに大きな課題を投げかけています。今後、政府の政策決定のあり方がどう変わるのか、注目していきたいと思います。
それではまた次回、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、りなこでした!皆さんも日々の政治に関心を持ち、意見を言える立場を目指しましょうね!ヾ(≧▽≦)ノ