みなさん、こんにちは!ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、さきです♪
最近、AI(人工知能)の研究不足が社会問題となっています。日本の研究機関では、外国人研究者の力を借りなければAIの発展ができない状況です。これまでも日本の研究チームは海外人材に頼ってきましたが、これから先、日本がAIの開発競争に取り残されないためには、どのようにAI人材を確保していくべきなのでしょうか?
日本のAI研究は、中国を中心とする海外人材に頼っているのが実情です。理化学研究所の革新知能統合研究センターの杉山将教授によると、日本のAI研究のトップカンファレンスである「NeurIPS」や「ICML」の論文リストを見ると、著者の半数以上が中国の大学に所属しているそうです。
さらに、経済産業省が発表した資料によれば、将来的にはAI人材が約12万人不足すると予測されています。AIの需要が高まる中で、日本はますますAI人材不足が深刻化しているのです。杉山教授は、「日本は他の国と同じく、海外人材に頼る状況にある」と指摘し、「情報系の博士課程に進む日本人は少ない。これは世界の潮流とは逆行している」と語っています。実際、中国人材を中心とする海外人材が9割以上を占める研究室もあるとのことです。
この問題の主な原因として考えられるのは、日本の情報系学生を受け入れる枠が小さいことです。例えば、東京大学には情報学部が存在せず、AIを学びたい学生にとっては、どの学部に進むべきかが明確ではありません。政府は情報系学部の定員増加に向けて取り組んでいますが、杉山教授は「国内で人材を確保しようとしても、手遅れになる恐れがある。漫画やアニメが留学生を引き付けるのはいつまで続くかわからない」と懸念を示しています。
では、日本はどうすればAI人材を確保していけるのでしょうか?AIソフトウェアを手掛けるプリファードネットワークス(PFN)の西川徹代表取締役兼最高経営責任者(CEO)は、「AIスタートアップの支援が非常に重要だ」と指摘しています。現在の日本では、AIの研究者同士の交流が少なく、AIの研究者だけがAIに関する情報を持っている「タコツボ化」が進んでいるそうです。西川氏は、「日本は高等学校教育の水準が高く、総合力では他国に劣っていない。さまざまな分野で優秀な人材をつなげ、全員で強くなる必要がある」と述べています。
西川氏自身ももともとAIに特化した研究者ではありませんでした。彼は、コンピューターの演算を高速化するための研究をしていました。しかし、演算処理の高速化によってAIのような大量のデータを処理することが可能になり、AIに関わる機会が増えました。彼は、AIと関連する自然言語処理を学んでいた岡野原大輔氏らと共にPFNを立ち上げ、現在では日本最大のユニコーン企業となりました。
AI人材不足は深刻な問題ですが、国内外の優秀な人材をつなげることで、日本もAIの発展に貢献できるはずです。いつか日本発のAI技術が世界に誇れる日が来ることを、私たちも楽しみにしていきましょう♪それでは、また次のブログでお会いしましょう! ノシノシ\(^_^)/