みなさんこんにちは!ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、れいなです👋🌸
今日は、大切な人との別れについて考えてみたいと思います。自分の両親やパートナー、兄弟や友人との永遠の別れは、誰しもがつらいものですよね。でも、そんなときにどうやって受け止めたらいいのか、少し考えてみましょう。
まず、心に憂いをもたらす原因は何なのでしょうか。仏教ではそれを「三毒」と言います。「三毒」とは、「貪瞋痴(とんじんち)」という言葉で、自己都合の欲・フラストレーション・無知という3つの要素を指しています。
まず1つ目、「貪(とん)」です。これは私たちの欲望のことを意味しています。「死なないでほしい」「もっと一緒にいたかった」というのは、私たちの欲望から生まれるものなんですよね。でも、自己都合の欲望を抱くほど、現実とのギャップやストレスが増えるんです。
2つ目は「瞋(じん)」です。これはフラストレーションや怒りの感情を指します。大切な人に長く生きてほしいという願いと、必ず死ぬという現実がぶつかると、心にストレスが溜まりますよね。でも、それは現実との摩擦から生じるもので、自分の思い通りにならないことによって起こるんです。
そして3つ目は「痴(ち)」です。これは無知や見えないところを見ないことを表しています。現実や真理を見ようとせず、自分都合の欲望を抱いてしまうことで、ストレスを抱えることになります。実は、必ず死ぬという現実を見ず、見ようともしないのは、私たちの無知なんですよね。
では、これらの悩みやストレスから解放される方法はあるのでしょうか?福厳寺住職の大愚和尚のお話を聞いてみましょう。
大愚和尚は、「別れは必然」とおっしゃっています。生きているものは必ず死を迎えるものなので、それは避けることはできないのです。だからこそ、大切な人との別れを前向きに捉え、感謝の気持ちを持つことが大切なんです。
そして、大切な人との別れによって生まれる「憂い」は、私たち自身が作り出すものだともおっしゃっています。自分の欲望や思いが強すぎると、現実とのギャップによって悲しみや苦しみが生まれるのです。
そこで、大愚和尚は「憂い」の解消には、仏教の教えである「無我」が効果的であると提案しています。「無我」とは、自己中心的な欲望や執着を手放し、他者への思いやりや無条件の愛を持つことです。
例えば、大切な人が亡くなったときには、その人が幸せであることを願うことができます。「もう苦しまないで、安らかに眠ってください」と祈ることで、自分の悲しみを和らげることができるのです。
また、大愚和尚は「別れ」に対しては、「永遠の別れ」という捉え方ではなく、「一時の別れ」と捉えることを提案しています。私たちは人との別れが辛いと感じる反面、再会の喜びも味わうことができるんですよね。
大愚和尚の教えによれば、大切な人との別れに直面したときは、自己中心的な欲望や執着を手放し、「無我」の考え方を持つことが大切なのです。それによって、心の憂いも軽減することができるんですよ。
さて、今回は大切な人との別れについて考えてみましたが、いかがでしたか?悲しみや苦しみは深いものですが、それと向き合っていくことで成長や学びがあるものでもあります。
皆さんも、大切な人との別れの時には、ぜひ大愚和尚の教えを心に留めてみてくださいね。その人との思い出に感謝し、永遠の別れではなく再会への期待を持つことで、心の平穏を保つことができると思います💕
それでは、次回のブログもお楽しみに!ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、れいなでした🌸