小津安二郎監督「小早川家の秋」について ~感動の人間ドラマと美術の違い~

エンタメ
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ゆみです!今回は、第36回東京国際映画祭で上映された小津安二郎監督の「小早川家の秋」についてお届けします♪🎥

小津安二郎監督の生誕120周年を記念する特別企画「小津安二郎生誕120年記念シンポジウム“SHOULDERS OF GIANTS”」が開催され、その中で宝塚映画に出向して撮られた「小早川家の秋」の4Kデジタルリマスター版が上映されました。この作品は、伏見で造り酒屋を営む一家の人間ドラマを描いた作品なんですって!

さて、上映後のトークイベントには、リー・ルイジュン監督と井口奈己監督も出席していたんですよ♪リー監督は「東京物語」、井口監督は「麦秋」という小津監督の作品をお気に入りに挙げていました。特にリー監督は、「東京物語」のカメラアングルについて絶賛していて、俳優が観客に話しかけているような撮り方が、この映画の特徴的で感動的な要素だと話していました。次回作の構想も「東京物語」に触発されたもので、出稼ぎに出た親子の再会と感情の変化を描く予定だそうです。すごく楽しみですね!

さらに、井口監督は各作品の美術の違いについて言及していました。小津監督の作品では、場所によって使われる道具やセットを工夫していることが特徴的なんですって。井口監督は、例えば「小津安二郎監督の作品は、『そんな場所にやかんは置かないだろう』ということがあるんですが、この作品はそういうことがなく、ガラスに竹ひごが使われていたりするんですよ」と話していました。そういった細かなディテールによって、作品に独特の魅力が生まれるんですね!

一方で、小津監督が東宝で映画を撮るために新たなスタッフを迎えたことも話題になっていました。ルイジュン監督は「カメラワークが珍しいですし、色使いも抑え気味になっていて、空の色も松竹作品とはまるで違うんですよ」と感想を述べていました。また、笠智衆さんの扱いが小さくなっていることも特徴の一つだと指摘されていました。

そんな興味深いシンポジウムでのトークイベントでしたが、つい気になるエピソードがあったんですよ!番頭さんが登場するシーンで、3回目には包帯がなくなっているんだとか!理由は分からないままですが、皆さんはどう思いますか?ぜひ、私にも教えてほしいです!😊

小津安二郎監督の作品は、美しい映像と人間ドラマが絶妙に絡み合った作品が多く、映画ファンを魅了し続けています。その卓越した技法や作風の普遍性が今回のシンポジウムでも改めて話題になっていました。

皆さんも、ぜひ小津安二郎監督の「小早川家の秋」を観て、その魅力に触れてみてくださいね!第36回東京国際映画祭は、11月1日まで開催されているので、まだ間に合いますよ!映画好きのみなさん、この機会にぜひ足を運んでみてください♪

タイトルとURLをコピーしました