こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、れなです!今回は、注目のドキュメンタリー映画『美と殺戮のすべて』の予告編についてお伝えします。
この作品は、第79回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した注目作。写真家ナン・ゴールディンが主人公となっており、彼女の壮絶な闘いが描かれています。
まずは、背景を教えちゃいますね。1995年、製薬会社パーデュー・ファーマがオピオイド系処方鎮痛剤「オキシコンチン」を販売し始めます。当初は低い常習性と安全性を謳っていたこの薬は、疼痛治療に利用されることが多くなりました。しかし、2000年頃から依存症や過剰摂取による中毒死が急増。なんと50万人以上もの人々が命を落とし、社会問題にもなっているんです。
そして、2018年3月10日、ナン・ゴールディンは多くの仲間たちとともにニューヨークのメトロポリタン美術館に向かいます。彼らの目的地は「サックラー・ウィング」と呼ばれる場所。なぜなら、オキシコンチンを販売し、多くの被害をもたらしたサックラー家がその名を残す展示スペースだからです。
まさに場内は緊迫した雰囲気に包まれ、抗議の声が響き渡ります。「サックラー家は人殺しの一族だ!」と掛け声をあげるゴールディンたち。彼らはオキシコンチンの容器を手に取り、一斉に投げつけるのです。
このドキュメンタリー映画では、監督のローラ・ポイトラスがナン・ゴールディンの人間ドラマを見事に描き出しています。彼女がなぜ巨大な資本に立ち向かう決意をしたのか、大切な人々との別れや出会い、そしてアーティストとしての道のりにもスポットが当てられています。
予告編では、曲のバックにBush Tetrasの名曲『You Can’t be Funky』が流れ、ゴールディンの使命感に溢れた姿や著名な美術館からの注文など、彼女の輝かしい経歴も紹介されます。そして、彼女がメトロポリタン美術館で叫ぶ場面には、迫力と勇気が詰まっていますよ。
この感動的なドキュメンタリー映画は、3月29日から全国の映画館で上映されます。ぜひ、新宿ピカデリーや有楽町のヒューマントラストシネマ、そして池袋のグランドシネマサンシャインに足を運んで、ゴールディンのパワフルなメッセージを体感してみてください!
さらに嬉しいお知らせです!上映劇場では、ゴールディンが撮影した写真のポストカード3枚がついたムビチケカードが販売されるんですよ。映画を観た後も、彼女の作品を手元に持つことができますから、ファンにはたまらない特典ですね。
私自身も、ゴールディンの勇気に感動しました。自分の信念を貫くことは決して簡単なことではありませんが、彼女の行動力や情熱には励まされる部分がたくさんあります。巨大資本に立ち向かうナン・ゴールディンの闘いに、私たちも勇気をもらえるのではないでしょうか。
以上、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、れながお伝えしました!みなさんもぜひ、映画館で『美と殺戮のすべて』を観て、力強い人物に触れてみてくださいね。それでは、また次のブログでお会いしましょう!バイバイ💕