こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ほのかです!今日は、アメリカ・アイオワ州のメイソンシティコミュニティー学区の話題をお届けします。なんでも、この学区が人工知能(AI)を使って性的な描写が含まれる書籍を特定し、学校の図書館から19作品を撤去することになったそうですよ!驚きですね!
この学区では、これまでにも学校に異論が出たり、撤去が求められたりした書籍のリストを作成していたそうです。そして、それらの書籍を「ChatGPT」というAIチャットボットにかけ、性行為の描写や表現が含まれるかどうかを尋ねたそうです。すると、このChatGPTが肯定的な回答を返した書籍は、学校の図書館から撤去され、管理事務所に保管されることになったのです。
この撤去された書籍の中には、マーガレット・アトウッド氏の「侍女の物語」や、トニ・モリスン氏の「ビラヴド」、アリス・ウォーカー氏の「カラーパープル」などが含まれていたそうです。これらの作品は、多くの人々に愛され、高い評価を受けている作品ですが、今回の判断によって学校の図書館から姿を消すことになってしまいました。
しかしこのAIシステムを利用した手法には、批判の声も上がっています。なぜなら、AIは情報の誤りや幻覚(事実と異なる情報を作り出してしまうこと)を起こすことがあるからです。しかし、メイソンシティコミュニティー学区の教育長補佐であるブリジット・エクスマン氏は、この方法を「擁護可能な手続き」と述べています。
また、今回ChatGPTによって撤去された作品の一つであるカレッド・ホセイニ氏の「君のためなら千回でも」について、ChatGPTに何度も質問を投げかけた結果、答えには矛盾が見られたそうです。最初の回答では露骨な性的描写はないと答えたのに、その後の回答では「性暴力の描写」が含まれると答えたのです。これでは判断が難しいですよね。
学校図書館から本を選び、撤去する作業は、アイオワ州の新法に基づいて行われました。この新法は「学校における性自認と性的指向」に関連するもので、学校は新学期までにこの法律に準拠しなければなりません。
教育現場では、学校の図書館にはたくさんの本があり、すべてを読むことは現実的ではないと言われています。そのため、エクスマン氏は「2023~2024年度開始時に蔵書から削除すべき本を特定するため、擁護可能な手続きを採用している」と述べています。
今回の話題は、AIが人々の生活や意見形成に与える影響について考えさせられるものですね。AIが進化していく中で、私たちはどのような判断基準を持って書籍を選ぶべきなのでしょうか。それについてもっと考えるきっかけになりました。
以上、「ChatGPT」を使った書籍撤去の話題をお伝えしました。では、また次回の記事でお会いしましょう!バイバイ😊