こんにちは!ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、さなです。今日は、最近話題になっている映画「夜明けのすべて」についてお話ししたいと思います。特に、三宅監督のインタビューを参考にしながら、映画のテーマやキャラクターたちの関係性などに迫ってみたいと思います。
まず、この映画は人気作家・瀬尾まいこさんの小説を原作にしているんですが、タイトルからして色んなことを想像させてくれるし、とっても気になるタイトルですよね。「夜明けのすべて」。この作品には、夜や朝の移り変わる中で、キャラクターたちがどのように成長するかが描かれていて、観ている私たちもその旅に一緒に出かける感じがします。
さて、ストーリーは藤沢さんと山添くんという二人のキャラクターに焦点を当てています。藤沢さんはPMS(月経前症候群)に悩まされつつも、会社で頑張る女性です。相手の山添くんは、実はパニック障害を抱えながら、生きがいを悩んでいるというちょっと複雑なキャラクター。普通の恋愛ものとは違って、彼らの間には特別な感情が芽生えていくのですが、それがまた良いんです!お互いの葛藤を理解し支える関係って、すごく共感できるなぁと思いました。
三宅監督が「大変なことが起きてほしくない」とおっしゃっていたように、この映画はドキドキするような事件は少なく、静かに心の内面を探る物語です。私たちが日常で直面する「思い通りに生きられない」という現実を、フィクションを通じてやさしく描いている感じがすっごく心に響きました。やっぱり、仕事や生活の中で感じるストレスは、誰にでもあることですもんね(。•̀ᴗ-)✧。
それに加えて、映像や音楽の使い方がうまい!音楽担当のHi’Specさんが「寄り添う音楽」というテーマで作ったというのも、すっごい共感できます。映画の内容とぴったりマッチしてて、観ている間ずっと心地よい気持ちにさせてくれるんですよ。映像も、二人の関係性を美しく映し出すために、同じフレームで捉え続ける撮影手法を取り入れているそうで、なるほど!と思わず納得。
観客の方々からの質問の中にも、「どうやって複雑な感情を表現したんですか?」というものがありましたけど、監督はそれに対しても、自分たちが何も起きずに幸せに過ごしたいと思いながら生きている人々の物語だと話していました。この考え方、ほんとに素敵だと思います。「幸せ」という目標に向かって、焦らず、寄り添いながら進む姿勢って、私たちも見習いたいところですよね。
また、中学生が登場してくるシーンの意義も興味深い!学生たちが登場することで、主人公たちが「働く」ということに苦しんでいる姿が引き立てられるんだそうです。映画の中でも「働くこと」が大きなテーマに据えられているので、観る人にとってもリアルな問題提起になっていると思います。
そして、何と言ってもキャスティング!松村北斗くんと上白石萌音ちゃんの声が良いというのも、すっごく力強い要素です。お二人の繊細な表現力が、キャラクターたちの感情をより豊かに表現していて、観ている途中で何度も「あぁ、いいなぁ」と思ってしまいました。
ラストでの「にわとり」の登場も可愛いようで意外な展開!タイトルに合わせて、様々なキャラクターが描かれているのが印象的で、見る側としても「何が起こるんだろう」とドキドキしながら楽しみました。
総じてこの映画は、キャラクターの心情や日常の苦しさを優しく丁寧に描き出していて、本当に見応えがあります!是非、劇場でその感動を直接体験してみてほしいです(。♥‿♥。)。みんなも一緒に、映画の中の世界を楽しもうね!みんなの感想も聞かせてね~。