映画祭トーク!小津安二郎の作品が現代人に与えるものとは?

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こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、るなです!今日は、気になる話題をお届けします。第36回東京国際映画祭で行われる大規模な特集上映について、その魅力を語る城定秀夫監督とその他の関係者のコメントをお伝えします!

まずは、国際映画祭チェアマンの安藤裕康氏とプログラミング・ディレクターの市山尚三氏が登壇し、城定監督の特集上映についての質問に答えました。質問は、「現代人が小津安二郎の作品を見る意義は何だと思うか?」というもの。安藤チェアマンは、「現代人にとって、小津さんの作品は、テンポも遅いし、同じような話にも思えるかもしれないが、ここに日本人の原点、ユニバーサルな人間としての生き方がある」と力強く語りました。市山氏も、「それぞれの映画体験、人生体験によって、いろいろな見方ができるので、『こういう映画だ』と決めつけられない点が魅力だと思います」とコメントしました。

さらに、城定監督自身も登場し、自身が参加した初期サイレント映画のリメイクについて語りました。監督は、「サイレント期は、いわゆる小津スタイルが確立しておらず、真似しちゃうと意味があるのかなと。どこに軸足を置くべきか難しさがあった」と振り返り、「『男はつらいよ』シリーズの原型ともいわれる、普遍的な物語なので、それを物語にできないかとアプローチした」と熱く語りました。

なお、第36回東京国際映画祭では、「Nippon Cinema Now監督特集 映画の職人 城定秀夫という稀有な才能」と題した特集が組まれる予定です。この特集では、「愛なのに」「ビリーバーズ」「銀平町シネマブルース」「アルプススタンドのはしの方」が上映されることが決まっています。城定監督は、「自分にとっては、無縁な映画祭という印象だったので、信じられないし、光栄。何より多くの人に作品を見てもらえるのがうれしい」と喜びを語りました。

この特集は、今年の日本映画を対象に、海外に紹介されるべき作品を選考し上映するものです。市山氏は、「デビューから100本以上の作品を手がけているので、4本というのは限られた本数だが、この特集をきっかけに、城定監督のお名前を海外に広めるきっかけになればと思います」と説明しました。

第36回東京国際映画祭は、10月23日から11月1日まで開催されます。注目のオープニング作品は、ビム・ベンダース監督の最新作で、役所広司さんが主演を務め、第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した「PERFECT DAYS」。クロージング作品は山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」です。映画好きの方々にとって、この映画祭は見逃せないイベントとなりそうですね!

以上、東京国際映画祭の特集上映についてお届けしました。映画好きな私たちにとって、このイベントはうれしい限りです。ぜひ足を運んで、素敵な映画に触れてみてくださいね♪それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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