暗号資産による人身売買が増加、FinCEN報告

社会
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、せなです!最近のニュースで、オンラインによる人身売買事件に暗号資産の使用が増えているという報告がありました。金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)が公開した報告書によれば、2020年から2021年にかけて、暗号資産を介した人身売買関連の疑わしい活動の件数が500%増加し、その割合も増えているのだとか。

FinCENは、2020年AML法第6206条に基づいて金融動向を分析した報告書を発表しました。その報告書によれば、オンライン児童性的搾取(OCSE)や人身売買における暗号資産の使用ケースが増加していることが分かりました。特に、OCSEや18歳未満の児童性的虐待コンテンツ(CSAM)の販売から生じた暗号資産の利益が法定通貨と交換されるケースが95%を占めているそうです。

これらの犯罪による法定通貨での取引高も増えており、2021年には2億7800万ドルに達したとの報告があります。そしてFinCENが特定した人身売買に関連する4つのタイプには、ダークネットマーケットプレイスでのCSAMの流通、ピアツーピア(P2P)取引所の利用、暗号資産ミキサーの利用、暗号資産キオスク(自動販売機)の利用が含まれています。

これらの問題に対して、FinCENは昨年10月に規則作成提案公告(NPRM)を発表しました。この中で、国際的な暗号資産ミキシング(CVC mixing)をマネーロンダリングが懸念される主要な取引類型として指定する方針を示していました。

人身売買は、社会における深刻な問題の一つです。その問題に暗号資産が絡んでいるという事実は、なんとも残念であり、一刻も早い解決策が必要です。私たち一人ひとりが、このような犯罪に関する情報を共有し、関係機関が適切な対策を講じることが大切です。

暗号資産の普及とともに、犯罪に利用されるケースも増えているという現実があります。私たちも、暗号資産の取引や利用には注意が必要であることを忘れずに、インターネット上の犯罪に対して警戒心を持ちましょう。それでは、また次のブログでお会いしましょう!

タイトルとURLをコピーしました