みなさん、こんにちは!ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、さらです。今回は、私たちが生活する時代がますます「正しさ」を求められる時代になっていることについてお話したいと思います。最近、グローバル化やテクノロジーの進化など、様々な変化が巻き起こっていますよね。そんな中、私たちは「倫理」という重要な要素を求められることが増えてきているんです。
私たちが倫理を意識するようになった背景には、様々な要因があります。まず一つ目は、グローバル化による価値観の多様化です。今や、日本の基準だけで正しさを定義することはできません。世界中で様々な文化や考え方が存在し、それぞれの背景によって「正しさ」も変わってくるのです。
次に挙げられるのが、テクノロジーの進化です。社会は確実に変わりつつあり、新たな課題やルールが求められるようになっています。テクノロジーの進歩によって生まれる便利さや利益は魅力的ですが、その一方で問題も発生しています。例えば、個人情報の漏洩やAIの倫理的な問題など、私たちはこれまでにない形で直面しているのです。
そして、最後に挙げたいのが、資本主義への反省です。私たちは過去の経済的な問題から学び、ビジネスにおける正しさを見つめ直す必要があると感じています。資本主義はもちろん素晴らしいシステムですが、過剰な追求や利益至上主義が引き起こす弊害も見逃すわけにはいきません。ですから、私たちはビジネスのあり方を再考し、倫理的な視点を持つことが求められているのです。
さて、ここからは倫理学の世界で伝統的に教えられている「3つのモノサシ」についてお話しましょう。倫理学は多岐にわたる学問ですが、その中でも特に重要な考え方がこれらのモノサシなんですよ。
まず一つ目は、カントの「義務論」です。イマヌエル・カントという哲学者が提唱した考え方で、人間が持つ理性を基準に正しさを考えるものです。ただし、それぞれの国や文化によって理性の基準は異なるため、絶対的な正しさを求めることはできません。しかし、カントは人間の尊厳を守ることが最も重要だと考えています。私たちは誰しもが尊厳を持っている存在であり、その尊厳を損なわないように行動することが求められるのです。
次に、ベンサムの「功利主義」です。ジェレミ・ベンサムという哲学者が提唱した考え方で、利益の最大化を目指すことが正しいとされています。しかし、これもまた人々の利益の捉え方には個人差があります。私たちは誰でも幸福を追求する生き物であり、その幸福を追求することが最も大切だと考えられています。ただし、幸福の追求は他人の幸福を損なわない範囲で行われなければならないのです。
最後に紹介するのは、アリストテレスの「徳倫理学」です。アリストテレスは古代ギリシャの哲学者であり、人間の徳や美徳に注目しました。彼によると、人間は徳を身に付けることで幸福を追求できるのだと言います。徳とは善良な行いや美しい心を指し、これを身に付けることで社会全体の幸福も実現できるのです。
以上が「3つのモノサシ」のご紹介でした。これらの考え方をビジネスに活用することで、より良い社会や企業を築くことができるのではないでしょうか。私たちが生きる現代社会はますます複雑化していますが、倫理的な視点を持ちながら進んでいけば、より良い未来を築くことができるはずです。
今回は、正しさが求められる倫理の時代についてお話しました。私たちはグローバル化やテクノロジーの進化などの変化によって、ますます倫理的な視点を求められています。そのために、倫理学の基本である「3つのモノサシ」を活用していくことが重要です。私たち一人ひとりが倫理的な行動を心がけ、社会全体で善を追求することで、より良い未来を創り上げましょう。それでは、また次回のブログでお会いしましょう!さらでした!^^