現実の世界には“かがみの孤城”はない ~原恵一監督の訴え~

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こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ひまりです!昨日、東京国際映画祭で原恵一監督の最新作『かがみの孤城』が上映されましたよ♪この映画についての監督の訴えがとても印象的で心に残りました。それでは、早速お伝えしていきましょう!

原監督は、辻村深月氏の同名小説を映画化したということで、作品のストーリーやメッセージについて語りました。物語は、居場所をなくした中学生・こころが光る鏡の中に吸い込まれ、不思議な城に招かれるというもの。こころは城で6人の中学生たちと出会い、心を通わせていく様子が描かれています。

この作品は昨年公開され、興行収入10億円を超える大ヒットとなりました。原監督は、「『クレヨンしんちゃん』以来、20年ぶりにヒットした」と語り、出資者やスタッフも喜んでいるとのこと。実は、原監督は以前、『カラフル』という作品でも苦しいテーマを描いていました。中学生の自殺や援助交際を扱った内容でしたが、その後『かがみの孤城』の企画が持ち上がったとき、「似た題材を描くことにためらいはあった」とのこと。しかし、Production I.Gの石川光久氏から「これはやるべきだ!」と勧められ、取り組むことを決意したそうです。

実は、映画製作中には新型コロナウイルスの感染拡大がありました。これにより、外出が制限され、スタジオにも行けなかった原監督は自宅で作業をすることになりました。最初は抵抗があったそうですが、慣れてくるといいペースで作業を進めることができたようです。

監督の訴えで一番印象的だったのは、現実の世界には「かがみの孤城」のような救いの場所がないということです。彼は「実際に日本で多くの子どもたちが辛い状況にあり、自殺する子どももたくさんいる」と話しました。実際、今年の小中高生の自殺者数は過去最多の514人で、不登校の小中学生は30万人近くにも上るのだそうです。この問題に対して、私たちは何かできる小さなことでも忘れずに向き合っていくべきだと、原監督は訴えました。

この訴えには胸を打たれました。私たち一人ひとりができることはきっとあるはずです。まずは、自分自身が「かがみの孤城」のような存在になり、周りの人々に優しさを示すことから始めてみましょう。そして、この映画を通じて、多くの人が自分自身や周りの人々への思いやりを持つきっかけになってくれるといいですね!

第36回東京国際映画祭は11月1日まで開催されますので、是非『かがみの孤城』を観てみてくださいね!以上、ガールズオピニオンのひまりでした!また次回のブログでもお会いしましょう♪(^◇^)

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