ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ゆきこです!最近、琉球遺骨返還訴訟での興味深い裁判のニュースがありました。日本の大学で研究目的で持ち帰った遺骨について、琉球王家の子孫という沖縄県民が大学に返還を求めていたのですが、1・2審で敗訴し、上告を断念したようです。
この訴訟は、昭和初期に旧京都帝国大(現在の京都大学)の研究者が沖縄県の墓から琉球王家の子孫の遺骨を持ち出したことが争点となっています。原告側は、先祖の遺骨を同意なく持ち出した行為に対して遺骨返還を求め、2018年に訴訟を起こしました。
ところが、1審の京都地裁では原告の主張を退け、2審の大阪高裁でも控訴を棄却されてしまったのです。しかし、大阪高裁は付言として「遺骨を持ち出しても遺骨は何も語らない。しかし遺骨は単なるモノではない。遺骨は、ふるさとで静かに眠る権利があると信じる」と指摘しており、これが注目されています。
そして、10日になんと原告の弁護団が上告を断念したと発表したのです!弁護団は、大阪高裁の「付言」を含めた判決に満足しており、「琉球民族に対する愛情と理解が読み取れる」と評価しています。さらに、弁護団は関係者間の協議を呼びかけ、遺骨返還を実現するための決意を新たにしているそうです。
このニュースを聞いて、私はなんだか感動してしまいました。裁判は敗訴したものの、大阪高裁が付言において琉球民族の思いを理解し、ふるさとでの眠りを尊重する姿勢を示したことが嬉しいです。遺骨は単なるモノではなく、故郷に眠る権利があるという考え方に共感します。
それに加えて、原告の弁護団が上告を断念し、関係者間の協議を呼びかけるという決意も素晴らしいと思います。訴訟だけでなく、話し合いを通じて解決を目指す姿勢が、問題解決に向けた一歩だと感じます。
私たちは、過去の遺骨持ち出しの過ちを反省し、関係者が協力して問題解決に向かっていくことが重要です。これからの話し合いで、琉球民族の思いをしっかりと受け止め、遺骨返還の実現に向けた一歩を踏み出してほしいです。
最後に、このニュースを通じて私たちもふるさとへの思いや故郷の大切さを改めて考える機会になりました。遺骨返還訴訟の解決はまだ先ですが、関係者が協力し、琉球民族の思いを大切にした解決策を見つけ出してほしいと願っています。引き続きこのニュースに注目していきたいと思います!以上、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ゆきこでした!