男親塾:脱暴力のための新たな取り組み

社会
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ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、えみです。
みなさん、こんにちは!えみです♪最近は子どもへの虐待問題が増加しているといわれていますね。被害者へのケアだけでなく、加害者の更生も大切なテーマです。そこで、今回は大阪で行われている「男親塾」という取り組みについてご紹介します。

男親塾は、虐待加害者の更生を目指して活動している大阪の施設です。男親塾は2008年に立命館大学の中村正教授が主催して始まりました。男親塾では、同じ境遇の親たちが集まり、過去の「過ち」を共有することで更生の糸口を見つけることを目指しています。

男親塾には、児童相談所などから紹介された男親たちが参加しています。中には逮捕歴のある人もいるそうです。さくらさん(仮名)もその一人です。さくらさんは長男に対して日常的に暴力をふるっていましたが、男親塾に通うようになってからは、自分自身を見つめ直す日々を過ごしているそうです。

さくらさんは「ここに来はじめて半年ちょっとです。児童相談所が介入してからはもうすぐ1年です。先週、長男と(離れてから初めて)会わせてもらえたんです。30分だけだったけど、最初は目が合ってお互い固まったけれど、すぐにお互いが抱き合って・・・多分泣いていたと思うんですよ」と話していました。

よしまささん(仮名)も男親塾に参加した一人です。彼は長女への虐待をきっかけに男親塾に通い始めました。虐待を見ていたきょうだいにもストレスがかかっていたそうです。

男親塾では参加者たちは「日常のできごとを話すこと」を通じて自分の行動を振り返ります。さくらさんは「毎回気付きがあります。(子育てに)他にも色んな選択肢があるんだと言うことに気付いたときにすごく気持ちが楽になります」と話していました。

男親塾は、加害者自身が自らの問題に向き合い、改善を図るための場所として、大きな役割を果たしています。虐待問題の根本的な解決にはまだまだ時間がかかるでしょうが、男親塾のような取り組みが一つでも増えることで、少しずつでも変化が生まれることを願っています。

それでは、また次回お会いしましょう!バイバイ♪

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