こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、りさこです!
今日は、第36回東京国際映画祭で話題になっている、役所広司さんと坂本龍一さんの関係についてご紹介します。
あなたは坂本龍一さんの最後のピアノソロコンサートをご存知ですか?実は、このコンサートが映画化されることになり、その作品が第36回東京国際映画祭で上映されているんです。私も先日鑑賞し、役所広司さんが坂本さんとの思い出について語っている様子に感動しました。
「Ryuichi Sakamoto | Opus」という作品は、坂本さんが亡くなる前、スタジオで遺した最後のピアノソロコンサートを追ったドキュメンタリー映画。モノクローム映像で捉えられた演奏する坂本さんの姿は、まさに珠玉の一言に尽きます。
役所広司さんは、映画の中で「一方的に大ファンで恩師だと思っています」と語っています。実は、役所さんと坂本さんの出会いはニューヨーク。坂本さんの仕事場の前のイタリアンレストランで偶然にも食事をごちそうになったことがきっかけだったそうです。それ以来、役所さんは映画の音楽について坂本さんにアドバイスをもらうこともあり、頻繁に連絡を取り合っていたそうですよ。
そして、役所広司さんは、坂本さんのイメージについても語っています。「時代の先端を行く、才能あるお兄さんという感じでした」と振り返り、「お金と女性に目がくらんだ時代だと仰っていて(笑)」と笑いながら話してくれました。若い頃から教授と呼ばれ、さまざまな経験を経て、映画で見る坂本さんは本当に素晴らしい音楽家になったのだと感じさせられました。
また、役所広司さんはプライベートでの坂本さんについても触れてくれました。「坂本さんはユーモアがある方で、面と向かってお話しすると緊張してしまうのですが、メールでいろんなことを聞いたりすると非常に丁寧にお答えくださるんです」と教えてくれました。実は、役所さんは間が悪いタイミングで坂本さんにメールを送ってしまったこともあるそうですが、坂本さんは良くなってきた後に返信してくれたそうです。さらに、役所さんの健康状態も心配してくれたエピソードもあったそうですよ。
「Ryuichi Sakamoto | Opus」を観た役所広司さんは感想を求められ、「映画の中での坂本さんには、もう筋力はないですが、一音一音丁寧に心を込めて演奏されている坂本さんの顔が美しいと思いました。すべてがそぎ落とされたときに、こんなに美しい姿で、音楽家としてこんなに素晴らしい音楽を奏でられるのか、と感動しました」としみじみと語ってくれました。
第36回東京国際映画祭は、11月1日まで開催されているので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
それでは、次回のブログ記事もお楽しみに!
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