みなさん、こんにちは!ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、りあです☆
先日、第36回東京国際映画祭にて、アレクセイ・ゲルマン・Jr.監督の『エア』が公式上映されました!本作は、第二次世界大戦の独ソ戦で戦う女性パイロットたちの過酷な日々を描いた戦争映画なんです♪戦争映画って、爆弾や戦闘シーンが多いイメージですよね。でも『エア』はちょっと違うんです!さっそく詳細をチェックしてみましょう!
まず、ゲルマン・Jr.監督が女性パイロットの物語を描こうと思ったのは、第二次世界大戦でドイツとソ連が戦っていた時、多くの女性が戦争に参加していたことに触れました。実際には80万人以上が参加していたといわれているんだって!でも、そのことがあまり認識されていなかったんですよね。だから、ゲルマン・Jr.監督はそんな彼女たちの活躍をきちんと記録することが大事だと感じたんですって。
劇中では、女性パイロットの活躍を報じる新聞記事があまり存在しなかったとか、戦争で多くの女性が命を落としたという現実も描かれているんだとか。そして、観客からは「終戦後に生き残った女性パイロットたちは表彰されたのか?」という質問も投げられました。すると、ゲルマン・Jr.監督は「戦争を戦った女性たちが長く評価されなかった時期もあったけれど、ソ連時代を通じて、彼女たちのストーリーは数多く紹介され、人々から認識されるようになったんだ」と答えたんです。
また、ゲルマン・Jr.監督が『エア』を静かな映画に仕上げた理由についても質問がありました。すると彼は「一般的な戦争映画には大きな音やアクションシーンが多いけれど、それは苦手なんです。自分の映画ではキャラクターの感情や行動を重視したかったんです」と説明しました。彼は音やエフェクトで演技を脇に押しやるのではなく、演技自体をリアルに見せることを大切にしたんだそうです。
そう存在感のある映画を作り上げた『エア』には、女性スタッフの力もたくさん注がれていました!美術や衣装を担当したイレーナさんをはじめ、女性カメラマンやプロデューサーなど、多くの女性たちが関わっていたんですって。ゲルマン・Jr.監督は、「この映画を多くの女性たちと一緒に作りたかったんだ」と話しています。
戦争映画だけれど、爆弾や銃声が鳴り響くよりも、戦争が生み出す人々の物語や感情に焦点を当てた『エア』。最近、うるさいエフェクトや大きな音が多い戦争映画が少なくなってきているけれど、静かな映画こそが心に響くんだと思います。映画祭で評判になった『エア』、ぜひみなさんも劇場で観てみてくださいね!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう♪ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、りあでした!