みなさん、こんにちは!ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、あいりです♪
本日は、映画「福田村事件」の初日舞台挨拶についてご紹介いたします。この舞台挨拶が、関東大震災発生から丸100年を迎える9月1日に行われ、監督の森達也さんをはじめ、井浦新さん、田中麗奈さん、永山瑛太さん、東出昌大さんなど豪華キャストが登壇しました。
「福田村事件」は、森達也監督にとって初めての劇映画作品として挑まれた作品です。関東大震災直後の混乱のなかで実際に起きた虐殺事件を描いた作品となっています。全国90館で封切られ、たくさんの方に観ていただけたようですね。
主演の井浦新さんは舞台挨拶で、森監督からのオファーを受けた際の心境を披露しました。実は、井浦さんは森監督のドキュメンタリー作品を観ていましたが、今回の劇映画にもぜひ参加したいと思ったそうです。その理由は、「どのように現場に立ち、映画作りが行われるのか、最前線で観たい!」という大きな興味だったようですね。
田中麗奈さんも舞台挨拶で感謝の気持ちを述べています。彼女はこの映画に関わるまで、福田村事件について知らなかったそうです。ですが、映画を観ていただいた方々なら、この事件がなぜ多くの人に伝わってこなかったのか、その背景にフォーカスしていることに気づくでしょう。田中さんは「これほど大きな事件がなぜ伝わらなかったのか」と疑問を投げかけながら、現代の私たちにも問いかけてくれる作品だと語っています。
また、俳優の永山瑛太さんや東出昌大さんも、この映画に参加することで、いろいろな意味で成長できたと感じているようです。永山さんは企画と準備稿を読んだ際、自分の役割を増やしてほしいと、初めて要望を出したそうです。そして、東出さんはこの映画が日本の大手配給会社やテレビ局では描き切れない問題にも取り組んでいることに注目し、「映画人の大切な仕事だと思う」と語っています。
ところで、皆さんはご存知でしょうか?この映画の制作段階では、森監督は誰も参加しないのではないかと不安があったそうなんです。森監督は「反日映画」と批判されるのではないか、上映中止運動が起きるのではないかという懸念を抱えていたそうです。ですが、そんな不安をよそに、たくさんの俳優たちが意欲的に参加してくれたそうです。
このことからも、日本の映画界にはまだまだ熱意と情熱が息づいているのだと感じます。森監督は「この状況はおかしい。なぜ日本映画がダメになってしまったのだろうか」と胸の内を明かしています。
私も舞台挨拶の様子を見て、感動してしまいました。俳優の皆さんの真摯な姿勢や作品への思いが伝わってきて、胸が熱くなりました。福田村事件は、100年前の出来事ですが、いまの私たちにもたくさんのメッセージを届けてくれる作品なんですね。
特に、井浦新さんが「映画館を満席にしてくださってありがとうございます。幸せです」と述べたことには、私もとても共感しました。映画館で作品を観ることは、映画創りに携わる人々にとって本当に大きな支えになるはずです。
ぜひ、「福田村事件」を観て、その意義とメッセージを感じ取っていただきたいです。きっと、あなたの心にも響くことでしょう♪
それでは、次回の記事もお楽しみに!ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、あいりでした!♪