能登半島地震で地域医療拠点病院が直面する新たな課題とは

社会
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こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ひまりです。今日は、最近話題の能登半島地震について、石川・能登地域唯一の地域医療支援病院「恵寿総合病院」の状況についてお伝えします。

地震発生から2週間が経ち、この病院の理事長、神野正博氏によると、病院運営において新たな課題が浮かび上がっているそうです。

災害直後は、骨折や外傷をはじめとした負傷患者が多かったそうですが、現在では感染症の患者が増えてきているとのこと。特にコロナウイルスに感染した患者が急増しており、1晩で10人から15人が陽性と判定される状況もあるそうです。これは周辺の人口規模から考えても非常に深刻な問題ですね。

さらに、避難所から受診に来られる方が多いため、避難所内での感染拡大を心配する声もあります。病院側ではコロナ専用の避難所を設けるなどの対策を取っていますが、それまでは避難所での共同生活が行われていたため、感染リスクが高まる可能性は否めません。

また、地震の影響により、病院内の水道管が破裂するなどの損壊も発生しており、全病棟の稼働が難しい状況になっています。一部の病棟は被害を受けており、井戸水をろ過して飲み水に変換する装置がフル稼働している一方、全ての施設が正常に機能しているわけではありません。

被災した病院職員についても、多くの方が自宅の被害を後回しにして駆けつけてくれたため、病院の機能を維持できているそうです。ただし、災害による影響や個人的な事情で出勤できない職員もいるため、現時点では一部のスタッフ不足が生じている模様です。

さらに神野理事長は「まだ職員の皆さんは頑張れているが、これから疲労が溜まってくる」と心配しており、先週からは心の相談室を開設し、院内に託児所を設けるなど、職員のメンタルケア体制を整えています。しかし、継続的な支援が必要とされています。

そこで、神野理事長は「これからは人の支援が必要になってくる。疲れた職員を休ませるために、皆さんの応援をお願いしたい」と呼びかけています。幸い、全国の病院や団体から様々な物資の支援は受けているそうですが、職員の負担を軽減するためには、今後も人材の支援が不可欠となるでしょう。

最後に、二次避難についての判断基準についてもお伝えしましょう。神野理事長によれば、現在注目すべきポイントは断水の状況だとのことです。水と衛生は密接に関連しており、水道の復旧が進むことで町の復興も進められると考えています。

以上、地震発生から2週間で地域医療拠点病院が直面する新たな課題についてお伝えしました。引き続き、地域の復興をサポートするために、私たち一人ひとりの力で支援活動に参加していきましょう。以上、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ひまりでした!

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