こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、さとこです!今日は、音楽と情熱が交錯する素敵なドキュメンタリー映画についてお話ししたいと思います。題して「ピアノフォルテ」!まるで夢のような舞台、「ショパン国際ピアノコンクール」に挑む若きピアニストたちの成長物語を描いた作品なんです。これからこの映画について、私なりにワクワクしながら綴っていきますね。
映画の舞台はポーランドのワルシャワ。この街は、ショパンの生誕の地であり、彼の音楽が人々の心に深く根付いている場所です。そんな地で5年に一度開催される名高いピアノコンクールに参加するため、世界中から集まった若き才能たち。その舞台裏に迫る作品が「ピアノフォルテ」、これがまた少し特別なんです。
なんと、この映画は2021年のショパンコンクールに焦点を当てているんですよ。日本人のピアニスト、反田恭平さんと小林愛実さんが入賞を果たした第18回大会の舞台裏を、監督のヤクブ・ピョンテックさんが巧みに捉えています。彼自身実はミュージシャンではないという驚きの経歴を持つ方なんですが、その視点が逆に新鮮だったりしますよね。
この映画が描くのは、音楽の技術や競争の厳しさだけではなくて、もっと人間的な部分。若者たちが大人になる過程や、彼らが抱える夢や不安、そして仲間との絆。観る人を深く感動させてくれる要素がギュッと詰まっています。
コンクールの撮影は、実は厳しい制約の中で行われたんです。新型コロナウイルスの影響で、すべてが柔軟に変更を強いられました。しかし、そんな中でも映画にかける情熱があったからこそ、このドキュメンタリーが生まれたのです。監督が語る、その時の苦悩と喜び。特に、コロナのためにマスクを着けたまま作品を作るつらさについてのエピソードは、私も思わず共感しちゃいました!やっぱり、顔の表情ってすごく大事だもんね。
そして、映画のクライマックスシーンでは、エンドクレジット後に実際にピアニストがピアノを弾く姿が見られるんです。観た瞬間、何とも言えない感動が胸に広がって、これが映画なんだなって実感しました。音楽の持つ力が映像となって、ストレートにこちらに伝わってきます。
ショパンの音楽は、ポーランドの人々にとって非常に特別な存在です。電車に乗ると「ノクターン」が流れていたり、街中の至るところにショパンの影響を感じることができます。コンクールが5年ごとに開催されることで、国民がサッカーの試合を忘れ、ショパンに心を寄せる瞬間が訪れる。そんな風景を想像すると、私もポーランドに行ってみたくなります!
さて、ここで注目してほしいのが、映画が描く「負ける人」のドラマです。私たちって、勝つことばかり注目しがちだけど、実際の人生は負けがあってこその成長があるんですよね。この映画では、勝ち負けよりも、挑戦していく姿勢や、どう向き合っていくかを描いていて、本当に心に響きます。
それから、監督が自身の好きな映画についても触れていますね。彼が影響を受けた作品の中には、フォアマン監督の「アマデウス」や、彼の師であるカラバス監督の名作も。映画ファンとして、彼の映画観に共感せざるを得ません!
「ピアノフォルテ」は、ただの音楽ドキュメンタリーではありません。人間ドラマが埋め込まれ、若者たちの情熱が映し出された作品です。若い才能たちの挑戦を見届けることで、自分自身も新たな刺激を受けることができる。ぜひ皆さんに劇場で体験してほしいです!
9月26日から全国順次公開されるこの映画。私も早く見に行かなきゃ!みなさんも、青春の音楽と共に感じる瞬間を楽しんでくださいね。これからもたくさんの素敵な作品に出会えますように!それでは、またね~!