みなさん、こんにちは!ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ひなです。今回は最新のビジネスニュースをお届けします。びっくりなことに、最近円安が止まらないそうなんです!みずほ銀行で外為市場の分析を手掛ける唐鎌大輔チーフマーケット・エコノミストの話を聞いたところ、経常黒字にも関わらず円売り需要が強いそうなんですよ!どういうことなのか、さっそく見ていきましょう!
外国為替市場では、最近円安が続いているんだとか。7月28日には日銀が政策修正を行ったのにも関わらず、円安の流れが止まらないようです。でも、普通は金利が上がればその国の通貨が買われて価値が上がるはずなのに、何が起きているのか不思議ですよね。そこで、みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケット・エコノミストに話を聞いてみました。
唐鎌氏によると、外為市場では金利差を考慮して投機筋が売買を行っているだけでなく、実際の需要としての円売り需要も存在するそうです。例えば、輸入やITサービスの対価などで円を売る需要があるのだとか。
また、財務省の6月の貿易統計では、貿易収支が23カ月ぶりに黒字になったと報告されています。しかし、経常収支を見るとまだ約6兆円の貿易赤字があるそうです。さらに、経常収支ベースでも円売り圧力が強いと指摘されています。
経常収支と言っても数字上では黒字なのですが、実際のキャッシュフローの流れを考えると、その黒字の中身が再投資収益や証券投資収益で構成されていることが多いんだそうです。再投資収益は海外子会社経営などに使われ、証券投資収益も再投資に回されることが想定されます。つまり、国内にお金が巡ることはなく、外為市場での円買い需要にはつながらないんですね。数字上では黒字でも、実際はキャッシュフローベースで見た場合、赤字になる可能性が高いと言われています。
その上、2022年の上期と比べると経常収支はさらに悪化しているんです!やっぱり今の円安は、キャッシュフローベースの経常赤字が最大の要因なんだと思います。つまり、円を売りたい人の方が多いというシンプルな需給の関係が円安を引き起こしているのかもしれませんね。
びっくりの円安状態ですが、これからも続くのか注目ですね!みなさんは、円安によってどんな影響があると思いますか?私は旅行が好きなので、円安になれば海外旅行がお得になるかもしれないなと思います♪それでは、また次のニュースでお会いしましょう!