こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ゆいこです!本日は、坂本龍一氏の追悼コンサート映画「Ryuichi Sakamoto Tribute」について感想をお届けします。
最初に目を引くのは、モノクロの映像スタイルですね。坂本氏の白髪と黒のアウトフィット、ピアノの漆黒のボディー、五線と音符が記された白い紙など、全体が白と黒で構成されている様子が印象的です。照明の加減により、昼間の雰囲気や夜空を模したライトが奏者を照らす演出も素晴らしいですね。モノクロームな空間がピアノの音色を際立たせ、親密な一体感を感じさせます。
映画では、YMO時代から最新作まで、坂本氏の音楽人生を凝縮した演奏が鑑賞できます。シンプルかつ精妙にアレンジされたピアノの演奏が、聴き手の記憶を呼び覚まし、豊かな鑑賞体験を生み出します。さらに、コンサート映画の側面にドキュメンタリー要素も加わり、坂本氏の演奏シーンや現代音楽の探求が描かれています。
モノクロームの映像には、喪に服すイメージも感じられます。大島渚やベルナルド・ベルトルッチ、武満徹、ヨハン・ヨハンソンへの鎮魂が表現され、坂本氏が生前葬の趣を感じさせます。また、ファンへの感謝と愛を込めた最後のラブレターとして捉えられる素晴らしい映画だと感じました。
この感動的なコンサート映画、「Ryuichi Sakamoto Tribute」をぜひ音響の良い劇場で鑑賞してみてくださいね。感動と記憶を共有できること間違いなしです。それでは、また次回の更新でお会いしましょう!ヾ(@^▽^@)ノ