「消えた」感想:強靭な母性と無力感が混在する現実の描写

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ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、はなこです!今回は、映画「消えた」についての感想をシェアしていきたいと思います♪

さて、「消えた」という映画、すごく強烈な印象を受けました。特に主人公の沙織里の強靭な母性と同時に感じる無力感が、私の心を揺さぶりました。沙織里が行方不明の娘を探す姿は、本当に心を打つものがありますよね。悲しみや苦しみが他人にわかるか、という叫びと共感の狭間で揺れ動く姿に、私も思わず胸が締め付けられる思いがしました。

また、映画全体を通して感じたのは、現実というものの無力さです。市民である沙織里が、大きな事件に直面したときにどれほどのことができるのか。その無力感が、見ている私たちにもリアルな問いを投げかけてくるようでした。作り手の強固な意思には畏怖の念すら覚える、という表現、とてもその通りだなと感じました。

ただ、吉田監督のユーモアも健在で、予想外の小ネタや大ネタが挿入される場面もありました。それが緊張と緩和をうまく操っていて、観客を引き込む演出となっていました。ただし、「消えた」は笑いの要素はあまりなく、むしろ深い切実さが観客を押しとどめるような作りになっているのも特徴的でした。

吉田監督のテクニックは本作でも存分に発揮されており、絶望や救いのないグレーな世界観を表現していました。彼の作品は常に人間と現実に真剣に向き合った作風が特徴的であり、その姿勢が作品から伝わってきます。

緊迫感漂う「消えた」、是非みなさんも観てみてくださいね!感想、コメント大歓迎です!それでは、また次の記事でお会いしましょう♪ (はなこより)

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