【「こんにちは、母さん」評論】松竹映画らしさの中で新たな出発の物語を描き、変わりゆく令和の名作が誕生

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ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、りさこです!令和時代に突入してから、たくさんの新作映画が公開されていますよね。私は映画館に足を運ぶことが好きなので、最近は映画の話題が尽きません!そんな中、今回紹介するのは吉永小百合さんと大泉洋さんが共演する映画「こんにちは、母さん」です。松竹映画らしい、家族と親子を描いた作品ですよ♪

映画「こんにちは、母さん」は、松竹といえば「男はつらいよ」といったホームドラマや人情喜劇で有名な映画スタジオですが、監督の山田洋次さんの90作目にあたる作品なんですよ!山田監督はこれまで、家族や親子関係をテーマにした映画をたくさん手掛けてきました。そして、なんと山田監督は今年で92歳を迎えるそうです!まさにベテラン監督といったところでしょうか。

この映画の原作は、劇作家で演出家の永井愛さんの同名戯曲なんですよ。約20年前に山田監督が映画化を試みたこともあったそうですが、今回改めて映画化することとなりました。舞台は現代の下町で、吉永さんと大泉さんが初共演を果たしています。吉永さんはこれまでに123本の映画に出演されているそうで、山田組としては6本目になります。大泉さんは山田監督作品に初めて出演されるとのことなので、とても注目ですね!

実際に映画を観た感想ですが、吉永さんと大泉さんの掛け合いがとても心地よく、新たな魅力が引き出されたと思いました。特に吉永さんがおばあちゃん役を演じる場面は、活き活きとしていて、微笑ましいエピソードもありましたよ!大泉さんが演じる息子の娘役を永野芽郁さんが演じていて、彼女もとても魅力的でした。山田監督作品の常連の俳優陣と新たなメンバーが絶妙なバランスで役を演じ、映画全体をより良いものにしていました。

また、本作は松竹映画らしい雰囲気が漂っているなと感じました。冒頭や所々に挿入されるビルや下町の景色、昔ながらの日本家屋でのシーンなど、小津安二郎監督作品を思わせる要素も見受けられました。もちろん山田監督は意識してそうしたわけではないかもしれませんが、映画ファンとしてはそんな共通点にも楽しみを感じました。

「こんにちは、母さん」は、家族や親子の絆を描いた感動的な物語です。松竹映画の伝統を継承しつつも、令和の時代にマッチした新たなストーリーが展開されています。ぜひ映画館で観てみてくださいね!きっと心に残る名作となることでしょう。それではまた、次のブログでお会いしましょう!

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