みなさんこんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、えりです！今回は、注目のニュース「石井食品の値上げ 小売業者に受け入れられた理由は粘り強い対話」についてお届けします。
先日、石井食品が大人気商品「おべんとクン ミートボール」の値上げを発表しました。これまで定番のおかずとして親しまれてきたこの商品が値上げになった理由と、小売業者との対話の中で受け入れられた背景について、石井食品の石井智康社長とプライシングスタジオ代表の高橋嘉尋氏が話し合ったそうです。
食品メーカーが商品価格を値上げする際、大きなネックとなるのはスーパーなどの小売業者からの反応ですよね。小売業者は常に安い価格を求め、値上げに対しては抵抗や反発を示すことが多いのだとか。それに対して石井食品は、取引先である小売業者にも値上げの事情を理解してもらうために奮闘したそうです。
石井智康社長は「結果的には、取引先の皆様にも値上げの事情をご理解いただくに至りました」とコメントしています。2022年は、値上げに向けた準備や対応、フォローに全社一丸となって取り組んだそうで、ヒリヒリする交渉もあったそうですよ。
小売業者にとって値上げは大きなインパクトを与えるものです。実は、小売業界は「価格破壊」が盛んで、いつでもどの店舗でも安く買えるというのが求められています。その一方で、食品メーカーは品質を重視するミッションを持っています。品質を担保するためには、少しでも価格を上げて良いものを提供したいと考えているのだそうです。
石井智康社長は「小売業者とメーカーは互いに信念や正義があり、価格を考える際には両者が適正な利益を得られるポイントを慎重に検討せざるを得ない」と話しています。メーカー側は原価高騰と小売業者の要求との間で板挟みになってしまいますが、石井智康社長は「こうした状況を生んでいるのは、ある意味ではメーカー側の責任でもある」とも述べています。
石井食品が小売業者に値上げを受け入れてもらうためには、メーカー側のスタンスも大切な要素なのだそうです。メーカーは「売るための工夫」を考える必要があります。ただ単に値上げを主張するだけではなく、お客様に喜んでもらう方法や店舗にお客様を呼び込む方法を一緒に考えることで、小売業者との対等な関係を築けるのだそうです。
石井食品の価格値上げは注目されましたが、その背後には石井智康社長の粘り強い対話とメーカー側の工夫がありました。商品の品質を担保しつつ、お客様と小売業者に理解を得るための取り組みを行っていたのですね。
今回の話から、食品メーカーと小売業者の関係性を知ることができました。値上げは簡単な決断ではなく、様々な要素が絡んでいることが分かりました。価格だけでなく、品質やお客様の喜びも考えながら、商品を提供するメーカー側の努力には感心します。
それでは、今回のブログはここまで！次回もお楽しみに♪(＾◇＾)
