大都会で織り成す女性たちの物語に心を打たれて

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こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、みるです!✨ 今日は、インドの映画『私たちが光と想うすべて』についてお話ししたいと思います。日本ではあまり知られていないけど、すごく感動的なストーリーが詰まった作品なんです!まずはこの映画がどんな内容なのか、さらっとご紹介しますね。

この映画は、ムンバイという大都会でそれぞれの人生を懸命に生きる女性たちを描いています。主人公のプラバは、看護師で、ちょっと控えめな性格。でも、彼女の心の中には、家族に決められた相手との結婚や、連絡のない夫への不安が宿っています。さらに、同居人のアヌは、自由奔放な性格だけど、親に知られたら大反対される恋人を持っているという複雑な状況。この二人が織りなす人間模様が、すごくリアルで共感できるんですよね。

そして、もう一人の女性、パルヴァディは仕事とプライベートの間で立ち退きに悩んでいる。彼女たち3人は、地方出身の普通の女性たち。それぞれの悩みや夢を抱えて、ムンバイでの厳しい現実と向き合っている様子が描かれています。映画を見ながら、これって私たち現代女性にも通じるところがあるな〜って思ったりして、共感せずにはいられませんでした!( *´艸`)

そして、この作品を手掛けたのがパヤル・カパーリヤー監督。彼女はすごく多才で、ノンフィクションとフィクションを巧みに織り交ぜるスタイルが特徴なんです。映像から感じ取れる、女性たちの微妙な心理描写がとっても素晴らしい!監督が「フィクションの部分もノンフィクションの部分も、多くの人に取材し、リサーチを重ねた上で脚本が出来上がる」と語っているのを聞いて、ますますこの映画の奥深さに惹かれました。

この映画、特にすごいのは、インドの現実社会を描いているのに、それが世界中の人々の心にも響くところ。映画の中に描かれる価値観や文化の違いはあれども、女性たちが自由と自立を求めて闘う姿は、国を越えて共感を呼ぶと思います。私だって、自分の夢を追いかけたいのに、社会の枠にはまっている感じ、分かる気がします〜!(。•̀ᴗ-)✧

この映画には、エモーショナルな瞬間がたくさん詰まっていて、特に心の距離感や女性同士の友情がとても素敵に描かれていました。プラバとアヌの関係に、ちょっとした波風が立つところもリアルで、ああ、友情ってこういうふうに深めていくんだなあ、なんて感慨深かったです。セリフひとつ一つに、女性特有の気持ちが綴られているようで、私も見ている間に自分自身の経験を振り返ってしまいました。

また、私が一番印象に残ったのは、自然な形のヌードやセクシャルなシーンの描写です。インドでは保守的な要素が強く、性的な表現に対して厳格だと言われていますが、この映画ではそれをうまく取り入れています。ディビヤ・プラバが演じるアヌが、自分の気持ちを正直に表現する姿には勇気をもらいました。セクシャリティに対するタブーを壊す形で描かれていて、その意味がすごく響きました。

過去の作品から影響を受けたと監督が語るフランス映画の要素も取り入れた独特のスタイルが、インドのリアルな社会と絡み合って、画面に映し出される瞬間は圧巻。私も映画を観ながら、ノスタルジックな気持ちに浸りつつ、女性たちの希望や夢が照らされる様子に涙してしまいました。

この映画が公開されるにあたって、多くの人から批判を受けることもあったようですが、監督自身はその批判を乗り越え素晴らしい作品を作り上げている。この姿勢には、本当に尊敬です!どんな形であれ、自分の声を発信することの大切さを教えてくれる作品でした。

最後に、インドには私たちが日常的に通うようなミニシアターがほとんど存在しないため、こうしたアート映画が大きなスクリーンで上映されること自体が貴重だなと思います。みんなに見てもらいたい、心に寄り添う映画ですので、ぜひ劇場で観ることをおすすめします!私もまた観に行きたいな〜💖

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