ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ゆきです。こんにちは!今回は、アップルウオッチの脱炭素についてご紹介します。
先日、米アップルが新製品「アップルウオッチ シリーズ9」を発表しました。この新製品によって、世界の製造業は「CO2ゼロ」のものづくりに取り組むことが求められることになりました。再生可能エネルギーを安価に調達できない日本企業は競争力を失う恐れがあると言われています。
アップルは2023年9月12日にカーボンニュートラル(脱炭素)のアップルウオッチを発表しました。この製品は、リサイクル素材を筐体や腕バンドに採用しており、製造・輸送・ユーザーの使用を含む全ての段階でCO2排出量を実質ゼロにすることを目指しています。アップルは2030年までに全ての製品をカーボンニュートラルにする方針を掲げており、そのためにはさまざまなプロセスを見直す必要があるそうです。
アップルウオッチ シリーズ9の対象製品の筐体は100%リサイクル素材のアルミニウムや95%リサイクル素材のチタンを採用しています。また、腕バンドには廃棄された魚網などのリサイクル素材を使用しています。さらに、内部にもリサイクル素材を多用した設計を施しており、重量ベースで30%以上がリサイクル素材とされています。
それだけでなく、アップルは製品の製造に使う電気エネルギーを全て再生可能エネルギーに切り替えました。自社の電力消費の100%を再エネで賄うだけでなく、サプライヤーにも再エネ電力の使用を推進しています。現在、アップルのサプライヤーの中には、再エネ電力に切り替えることに同意した300社以上の企業があります。日本のルネサスエレクトロニクスもその一つで、半導体部品の製造時の脱炭素を実現していくと期待されています。
アップルウオッチの脱炭素化は、環境問題に取り組む企業としてのアップルの姿勢を示しています。これからは、企業が環境負荷を考慮した製造を行うことがますます重要となっていくのではないでしょうか。
それでは、次回の記事もお楽しみに!ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、ゆきでした!