ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、まゆみです!みなさん、今回は銀行のシステム障害について、最新の情報をお届けしますよ~♪
最近、銀行間の送金を行う「全国銀行データ通信システム」、通称「全銀ネット」で大きな障害が発生したことをご存知ですか?全国銀行協会(全銀)が10月18日に行った会見で、現状が説明されましたが、まだ根本的な原因が特定できないとのことです。詳細を見ていきましょう!
この障害は、10日から11日にかけて発生しました。全銀はシステムのリプレース作業を行っていたのですが、その直後に不具合が発生したのです。どうやら、中継コンピュータ(RC)が参照するテーブルが壊れていたようです。なかなか厄介なトラブルですね。
このリプレース作業では、加盟している14銀行の中継コンピュータを新しい機種に更新するということが行われました。それまでの機種は各銀行に設置されていたものを、全銀センターに集約する形になったのです。でも、その後の試験では不具合は見つからなかったそうですよ。
ところが、システムが通信を始めた10日の朝、電文の送受信ができなくなってしまったのです。りそな銀行や三菱UFJ銀行などで他行宛の振込取引ができない状態となりました。バックアップ体制も機能せず、ハードウェアの二重化だけでは対応できなかったんですって。
実は、このシステム更新を主導した小林健一事務局長(兼業務部長)さんによると、実行するためには全金融機関の処理を一時停止する必要があり、それでは時間が掛かりすぎるとのこと。つまり、バックアップの切り替えもできなかったんですね。
結局、10日は中継コンピュータを使用せずに、データファイルや媒体で銀行とのやり取りを行いました。データファイルについてはバックアップ機能が使えたそうなので、なんとか連携はできたようですよ。
11日には、中継コンピュータの修正が行われ、手数料の入力欄に一律0円が入力されることになりました。この修正によってエラーは解消されましたが、処理に遅延が生じて当日中に完了しない取引も発生してしまったみたいです。
この障害の原因は、銀行間手数料を入力する際に参照するインデックステーブルが壊れていたことだそうです。まさかテーブルが壊れるなんて、なんだかミステリアスですね。
一部報道では、この障害の原因はメモリ不足や64bit OSへの移行にあるのではないかと指摘しているようですが、小林氏は「現時点でそれがテーブルにどう影響したか分からない」と話しています。まだまだ解明されていない部分が多いですね。
というわけで、全銀ネットの障害について、現状情報をお伝えしました。まだ根本原因が特定できていないとのことですが、全銀は早急な復旧に取り組んでいるそうです。今後の対策や再発防止策にも注目ですね!
それでは、また次の情報でお会いしましょう♪