こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、のぞみです!中国で驚くべきテクノロジーのニュースが入ってきましたよ。それは、中国政府が、「実名DID(RealDID)」と呼ばれるブロックチェーンベースの身元確認プラットフォームを立ち上げたというものです。
「実名DID」は、中国国民の実名属性を追跡可能な分散デジタルIDを提供するものです。このサービスを利用することで、中国国民はDIDアドレスと秘密鍵を使用して、各種ウェブサイトに匿名で登録・ログインができるようになります。さらに、このサービスでは、ビジネスに関するデータやトランザクションが個人情報と切り離された状態で管理されることも約束されています。
中国では、インターネットシステムにおいてユーザーの身元確認が必要とされています。違法な行為を行った場合は、規制当局が介入することになります。そのため、誰でも参加可能なパブリックチェーンは利用できないのです。
「実名DID」は、中国のテクノロジー企業であるレッド・デーツ(Red Date Technology)が開発したブロックチェーンネットワーク、「BSN(ブロックチェーンサービスネットワーク)」の一部です。このプロジェクトは、中国移動通信、中国銀聯、ステート・インフォメーション・センターといった国営企業の支援を受けており、中国のインターネットシステムを統一的に管理することを目指しています。
「実名DID」は、世界初の国家レベルの実名分散型IDシステムとして発表されています。具体的な提供時期についてはまだ明らかにされていませんが、多くの人々がその開始を待ち望んでいることでしょう。
一部の人々は、「実名DID」の導入により、プライバシーの懸念が生じると考えています。このシステムにより、各種ウェブサイトの履歴が一つのIDで中国政府に把握される可能性があるからです。
しかし、BSNは、「実名DID」の他にも多くの機能を提供しています。たとえば、「暗号化サービス」や「ビジネスDIDサービス」といった機能です。これらの機能により、個人のプライバシーが保護されながら、ビジネスデータやトランザクションが行われることが可能になります。
中国ではすでに、住民IDカードをアプリ化した「CTIDプラットフォーム」が活用されています。このプラットフォームは、政府のネットワークと身分証プラットフォームの個人情報を連携し、顔認証システムなどを用いて身元確認を行うものです。
BSNは、この「CTIDプラットフォーム」と「実名DID」を統合し、フロントオフィスでは匿名、バックオフィスでは実名管理が行えるようにしました。
「実名DID」の導入にはまだ時間がかかるかもしれませんが、多くの人々がこの新しいプラットフォームに期待を寄せています。私たちは今後、その発展を注目していく必要がありますね!
これが中国の最新のテクノロジー動向でした。ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、のぞみでした!またお会いしましょう!