「Saltburn」評論:エメラルド・フェネル監督が描く孤独な新入生と貴族出身の友情

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こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、かんなです!今日は映画の話題をお届けします。最近の注目作品であるエメラルド・フェネル監督の「Saltburn」をご存知でしょうか?この映画は、オックスフォード大学の地味な新入生オリバーと貴族のフェリックスというカリスマ同級生の危険な友情を描いています。

ストーリーは、オリバーとフェリックスが偶然出会い、フェリックスの実家で夏休みを過ごすことになるところから始まります。フェリックスの母親エルスペスを含む特権階級の家族との暮らしがオリバーを夢見心地にさせますが、やがて緊張関係が変化していきます。監督のエメラルド・フェネル自身は、心理スリラー「召使」と「シャイニング」に影響を受けたと語っています。

「Saltburn」は「シャイニング」へのオマージュが随所に盛り込まれており、フェリックスのルームツアーや中庭の巨大な迷路などがそれを象徴しています。しかし、本作の真のテーマは「建物と狂気」です。ソルトバーンの城が持つ歴史と階級格差が、オリバーの心を狂気へと駆り立てるのです。

この映画では驚くほど美しい場所で撮影が行われました。北海に面したマナーハウスであるドレイトンハウスは、14世紀に建てられた歴史ある建物です。撮影班は元々の調度品に加え、モダンアートやIKEAの家具、赤や青の壁紙などを用意しました。特筆すべきは、身長195センチのジェイコブ・エロルディに合わせて作られたバスタブで、その他にも天井の高いソルトバーンを映し出すために特別な画角が選ばれたのです。

ジャック・ニコルソンが「シャイニング」で演じたジャックは、ホテルの呪いによって狂気に追い詰められる運命を辿りましたが、オリバーはどんな結末を迎えるのでしょうか?それは映画をご覧になってのお楽しみです!

最後にお知らせですが、この映画には性描写が登場するため、ご注意くださいね。それでは、次の記事でお会いしましょう!

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