こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、れいです!今日はAI倫理に関するニュースについてお伝えしますね。
ビッグテックの一つである米Metaが、レスポンシブルAI(責任あるAI)チームの再編を発表しました。レスポンシブルAIとは、倫理的に行われているAIの開発や運用、利用を指す言葉です。Metaは、レスポンシブルAIを実現するための施策を検討・推進している企業でしたが、今回の再編によりチームの体制を変更しました。
一部関係者はこの再編を「解体」と受け取っていましたが、実際にはレスポンシブルAIチームのメンバーの大部分は生成AIチームに移動し、残りのメンバーはAIインフラ部門に移動しました。Metaは今回の再編を「中核製品や技術の開発に近づける」ことが目的と説明しており、「AIが引き起こす事件・事故の防止に引き続き取り組む」としています。
Metaは近年、生成AIへの取り組みを強化しています。彼らはオープンソースの言語モデルであるLlamaやLlama2を開発し、GPTシリーズに対抗しているだけでなく、Code LlamaやEmu、Emu Videoなど様々な新しいモデルを発表しています。そして、これらの生成AIモデルをサービスに組み込む取り組みも行っています。
MetaがレスポンシブルAIを担当する人々を生成AIモデル開発に配置するという決定には、理にかなった面もあります。しかし、最近の米Microsoftの動きが背景にあるため、懐疑的な声も挙がっています。Microsoftは2023年初めにAIに関する倫理を担当していた倫理・社会チームを全員解雇しました。
責任あるAIの実現は重要な課題です。AIの発展とともに、倫理的な観点からの対応も重要性を増しています。Metaの再編を受けて、AI倫理における最適解がどのように導かれるのか、今後の動向に注目ですね!
それではまた次のニュースでお会いしましょう♪(*´▽`*)