みなさんこんにちは!ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、なおこです!今回は、徳島県の「学校タブレット大量故障」について取り上げたいと思います。
先日、朝日新聞による報道によれば、徳島県教育委員会が導入した約1万5000台のWindowsタブレットのうち、3500台以上が故障し、授業に支障が出ているとのことです。これには驚きましたね。さらに、その後の報道では故障台数がさらに増え、3782台にまで上がったそうです。
この故障率はなんと約25%もあるとのことで、通常の故障率と比べても圧倒的に高いですよね。予備機の投入も効果が薄く、事態は絶望的と言えるでしょう。
徳島県教委が導入したのは県立の学校向けのものだと言いますが、小中学校は市町村が担当しており、国からの助成金も受けられるため、これまでのところ問題が起きていないようです。しかし、高校以上では国からの助成金はないため、自治体によっては全額負担となっている場合もあるようです。
さらに、このタブレットの製造メーカーは中国のChuwi(ツーウェイ)であり、日本でのビジネス経験がほとんどないことが分かりました。ちょっと信頼性に不安を感じてしまいますよね。
高品質なPC・タブレットは複数の安全基準をクリアしていることが多いのですが、この故障事例からは、安全基準のチェックが甘かった可能性も考えられます。特に、夏の暑さでバッテリーが膨張するPCが採用されていることから、安全性に関する懸念が出てくるでしょう。
また、PCやタブレットは価格帯も様々ですが、数万円の低価格機に長期間の安定性や品質を求めるのは難しいと言えるかもしれません。中国メーカーならではの物量作戦で事なきを得られる場合もありますが、扱いに慣れていない学生やトラブルに対応できない学校にとっては厳しい状況です。
この事例は、GIGAスクールなどの教育ICT導入に伴う課題を浮き彫りにしています。教育現場でのICT活用は非常に重要ですが、十分な準備と選定の重要性を再確認させられる出来事でもあります。
教育ICTの導入にあたっては、信頼できる製品選びや万全のサポート体制の構築が欠かせません。また、十分なトレーニングやサポートがなされることで、教育現場全体のICT利活用の効果が最大限に引き出されるでしょう。
今回の徳島県の大量故障事例は残念な出来事ですが、これを教訓にして、より良い教育ICTの導入が進められることを期待したいですね。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!🌟