Xにゾンビ出現!? 不気味な「リプライゾンビ」「インプレゾンビ」の正体とは?

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こんにちは、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、こはるです!最近、SNS上で不気味な現象が起こっているってご存知ですか?”リプライゾンビ”と”インプレゾンビ”と呼ばれるゾンビたちが、X(旧Twitter)に大量発生しているのです。これってどういうことなのでしょうか?

リプライゾンビとは、実際のゾンビではなく、バズった投稿に意味のないリプライを繰り返すbot群のことを指します。フォロワー数の多いニュースアカウントなどの投稿によく出没し、記事とは関係のない返信をするのが特徴です。例えば、Yahoo!ニュース公式アカウントの投稿には、「きちんとしたきれいなラインとシャープな色」といった記事とまったく関係のない返信が大量についたと報告されています。

これらのリプライは、投稿と関係のない内容や絵文字だけで構成されていることが多く、青いチェックマーク付きの有料アカウントによるものがほとんどです。中には一般ユーザーのコメントをコピーして“パクリプ”するゾンビもいるそうです。

では、なぜリプライゾンビたちは意味のない返信を繰り返すのでしょうか?その答えはズバリ「お金」です。リプライゾンビたちは、Xから広告収益を得られる「Creator Ads Revenue Sharing program」を利用し、金銭を得ようとしているのです。

Xの広告収益プログラムは、条件を満たしたユーザーが自身の投稿の返信欄に表示される広告収入の一部を得られる仕組みです。このプログラムへの参加条件は、フォロワーが500人以上であり、過去3カ月の投稿に対するインプレッションが500万件以上であり、有料サービス「X Premium」を利用中または認証済み組織に参加していることです。

バズったツイートにリプライすることで、リプライ一覧の上部に表示されるため、バズツイートが多く閲覧されると、リプライゾンビたちはインプレッションを稼げるのです。つまり、一気に条件を満たせるわけですね。

リプライゾンビたちのアカウントは、ほとんどが認証アカウントです。リプライにより条件を満たし、フォロワー数を増やせば、広告収益プログラムを通じて収入を得ることができるのです。

そもそも「ゾンビ」という呼称が使われるのは、そのアカウントが生身の人間ではなく、botによって運営されていると思われるからでしょう。リプライの内容も空虚なものがほとんどで、中身も空っぽです。まさにゾンビそのものですね。

最近は、バズったツイートのリプライ欄がリプライゾンビたちに埋め尽くされることが多くなっています。大手ニュース媒体の公式アカウントもリプライゾンビだらけで、リプライ欄の存在意義が揺らいでいる状況です。

Xの広告収益プログラムは始まった当初から、有害なbotを増やすリスクが指摘されてきました。イーロン・マスク氏などXの関係者は、早急に対策を講じるべきではないでしょうか?

お金のためにゾンビ化するユーザーたちが増えている現状は深刻です。私たち一般ユーザーは、このような行為にだまされないように注意し、真実の情報を発信し続けることが大切ですね。

このテーマについては、意見が分かれることもあるかもしれませんが、私の個人的な意見としては、リプライゾンビたちの活動は問題だと言わざるを得ません。真の価値を提供するコンテンツが求められるSNSの世界で、リプライゾンビたちが繁殖するのは本末転倒です。

以上、ガールズオピニオンのパートタイムブロガー、こはるがお届けしました!

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